日光の紅葉名所として知られる「いろは坂」。秋になると山々が赤や黄色に色づき、美しい景色を楽しめる一方、紅葉シーズンには長い渋滞が発生することでも知られています。
「いろは坂は何時ごろ混雑する?」「渋滞を避ける方法はある?」「2026年の紅葉はいつが見頃?」と、気になっている方も多いのではないでしょうか。
いろは坂は、上り専用の第2いろは坂と下り専用の第1いろは坂に分かれており、途中で別の道路へ抜けることができません。そのため、出発する時間帯や事前の交通情報の確認が重要になります。
この記事では、いろは坂の渋滞が発生する原因や混雑しやすい時間帯、渋滞を避ける方法を詳しく紹介します。
さらに、2026年の渋滞予測・ライブカメラ・駐車場情報を確認できる公式サイトや、紅葉の見頃、迂回ルート、いろは坂の歴史と48カーブの由来もまとめています。
紅葉シーズンに日光・中禅寺湖・奥日光方面へ車で出かける際の参考にしてください。
いろは坂とは?第1・第2いろは坂の違い

いろは坂は、栃木県日光市の市街地と中禅寺湖・奥日光方面を結ぶ国道120号の山岳道路です。
「日本の道100選」にも選ばれており、春の新緑や秋の紅葉を楽しめる日光の代表的なドライブコースとして知られています。
いろは坂には、下り専用の「第1いろは坂」と、上り専用の「第2いろは坂」があり、2つの坂を合わせて48のカーブがあります。
第1いろは坂と第2いろは坂の違い
| 項目 | 第1いろは坂 | 第2いろは坂 |
|---|---|---|
| 通行方向 | 下り専用 | 上り専用 |
| 距離 | 約6.5km | 約9.5km |
| カーブ数 | 28 | 20 |
| 主な役割 | 中禅寺湖方面から日光市街地へ下る | 日光市街地から中禅寺湖方面へ上る |
日光市街地から中禅寺湖へ向かう場合は第2いろは坂を通り、帰りは第1いろは坂を下ることになります。
第2いろは坂の途中には、明智平ロープウェイの乗り場があります。通常は展望台から華厳滝や中禅寺湖、男体山などを一望できますが、2026年1月16日から2027年8月31日まではリニューアル工事のため運休しています。
いろは坂の所要時間は?一周するのに何分かかる?
いろは坂の所要時間は、交通量や天候によって大きく変わります。
通常時であれば、第2いろは坂の上りは約20分、第1いろは坂の下りも同程度が目安です。
ただし、紅葉シーズンの土日祝日には、上りの第2いろは坂を通過するだけで2~3時間かかる場合もあります。
特に中禅寺湖方面の駐車場が混雑すると、坂の上まで車列が続くことがあります。
紅葉シーズンに訪れる場合は、通常の所要時間だけで予定を組まず、出発前に最新の渋滞情報を確認しておきましょう。
いろは坂の通行料金は無料?
いろは坂は、現在無料で通行できます。
かつては有料道路でしたが、1984年に無料開放されました。
そのため、第1いろは坂・第2いろは坂ともに通行料金はかかりません。
ただし、明智平や中禅寺湖周辺の駐車場、観光施設などでは別途料金が必要になる場合があります。
いろは坂の渋滞はいつ?原因と混雑しやすい時間帯
いろは坂は、紅葉シーズンになると日光でも特に渋滞が発生しやすい道路です。
なかでも10月中旬から11月上旬の土日祝日は混雑しやすく、紅葉が見頃を迎える時期には平日でも渋滞が発生する場合があります。
通常であれば20分ほどで通過できる第2いろは坂も、紅葉シーズンの混雑時には2~3時間かかることがあります。
いろは坂は何時から渋滞する?
日光市観光協会が公開している2026年版の渋滞情報では、紅葉シーズンの主な混雑時間帯は9:00~15:00ごろと案内されています。
ただし、紅葉が見頃となる土日祝日には、早朝から車が増え、17:00ごろまで混雑が続く場合もあります。
| 時間帯 | 混雑の目安 |
|---|---|
| 早朝7:00より前 | 比較的スムーズに通行しやすい |
| 7:00~9:00 | 土日祝日は混雑が始まる可能性がある |
| 9:00~15:00 | 特に混雑しやすい時間帯 |
| 15:00~17:00 | 混雑が続く日もある |
| 17:00以降 | 混雑が落ち着く場合もあるが、日没や道路状況に注意 |
※上記は公式の混雑時間帯を参考にした一般的な目安です。日付や天候、紅葉の進み具合によって状況は変わります。
特に紅葉のピーク時には、14:00~15:00ごろの移動に3時間以上かかる場合もあると案内されています。
第2いろは坂(上り)で渋滞が発生する原因
第2いろは坂は、日光市街地から中禅寺湖・奥日光方面へ向かう上り専用の道路です。
紅葉シーズンには華厳滝、中禅寺湖、戦場ヶ原、竜頭ノ滝などを目指す車が集中します。
渋滞が発生する主な原因は、次のとおりです。
- 観光客の車が集中する: 紅葉の見頃や土日祝日に交通量が増える
- 中禅寺湖周辺の駐車場待ち: 駐車場に入ろうとする車の列が道路の流れに影響する
- 途中に抜け道がない: 第2いろは坂へ入ると、中禅寺湖方面まで別の一般道路へ抜けることができない
-
明智平周辺の交通集中: 明智平県営駐車場への出入りや周辺の車の流れによって、交通が滞る場合がある。なお、明智平ロープウェイは2026年現在、運休中です。
特に中禅寺湖周辺の駐車場待ちによる渋滞は重要な問題です。
2026年には、この渋滞を緩和するため、中宮祠地区の二荒橋前交差点で右折禁止の社会実験も予定されています。
第1いろは坂(下り)も渋滞する?
中禅寺湖方面から日光市街地へ戻る第1いろは坂も、紅葉シーズンには混雑する場合があります。
上りの第2いろは坂に注目が集まりがちですが、観光を終えた車が同じ時間帯に帰り始めると、下り方面にも車が集中します。
特に午後から夕方にかけては、奥日光から帰る車の増加に注意が必要です。
また、第1いろは坂は急な下り坂とカーブが続く道路です。渋滞していない場合でも、十分に車間距離を取り、速度を抑えて走行しましょう。
2026年の渋滞対策も実施
2026年10月31日(土)と11月1日(日)には、中宮祠地区で渋滞緩和を目的とした交通規制の社会実験が予定されています。実施時間や規制内容は、後半の「2026年10月31日・11月1日は交通規制に注意」で詳しく紹介しています。
いろは坂の渋滞回避方法とおすすめの時間帯
紅葉シーズンのいろは坂で渋滞を避けるには、訪れる時間帯をずらすことが最も実践しやすい方法です。
特に10月中旬から11月上旬の土日祝日は、観光客の車が集中しやすくなります。
いろは坂は途中に抜け道がないため、渋滞が始まってから別の道路へ移動することはできません。
ここでは、2026年の公式交通情報を参考に、渋滞を避けるための方法を紹介します。
土日祝日は朝7時前の通過がおすすめ
日光市観光協会では、紅葉シーズンの土日祝日は、朝7時より前に第2いろは坂を上ることをおすすめしています。
日中は9:00~15:00ごろを中心に混雑しやすく、紅葉のピークには早い時間から車が増えることもあります。
そのため、早朝に中禅寺湖方面へ向かい、混雑が本格化する前に目的地へ到着する計画が効果的です。
ただし、早朝は気温が低く、濃霧や路面凍結が発生する場合もあります。天候や道路状況を確認し、無理のない運転を心がけましょう。
平日は15時以降も選択肢
平日に訪れる場合は、15:00以降に第2いろは坂を上る方法もあります。
日光市観光協会でも、平日の15:00以降は比較的スムーズに通行しやすい時間帯として紹介されています。
ただし、秋は日没が早くなります。15:00以降に奥日光へ向かう場合は、観光に使える時間が短くなる点に注意が必要です。
紅葉の景色をゆっくり楽しみたい方は、早朝の訪問や現地での宿泊も検討するとよいでしょう。
紅葉のピークを避けて訪れる
いろは坂の紅葉は、例年10月中旬から11月上旬ごろに楽しめますが、見頃はその年の気温や天候によって変わります。
また、標高差があるため、坂の上部と下部では色づく時期が異なります。
紅葉が最も美しい時期の土日祝日は混雑しやすいため、日程を調整できる場合は、平日や見頃の前後を選ぶのも一つの方法です。
出発前には、最新の紅葉情報と渋滞予測をあわせて確認しておきましょう。
中禅寺湖・奥日光に宿泊して朝から観光する
個人的におすすめしたいのが、中禅寺湖や日光湯元温泉などに宿泊し、朝から紅葉を楽しむ方法です。
前日に奥日光へ移動して宿泊すれば、翌朝は第2いろは坂を上らずに中禅寺湖や竜頭ノ滝、戦場ヶ原などを観光できます。
早朝の奥日光は、日中とは違った静かな景色を楽しめるのも魅力です。
ただし、帰りの第1いろは坂も混雑する場合があるため、チェックアウト後の移動時間には余裕を持たせましょう。
楽天トラベルで中禅寺湖・日光湯元のホテルを探す
公共交通機関を利用する方法もある
車の運転を避けたい場合は、東武日光駅・JR日光駅から中禅寺湖方面へ向かう路線バスを利用する方法もあります。
ただし、路線バスも道路の渋滞によって遅れる場合があります。
バスを利用する場合は、運行状況を確認し、時間に余裕を持った旅行計画を立てましょう。
出発前に最新の渋滞情報を確認する
紅葉シーズンの渋滞状況は、曜日や天候、紅葉の進み具合によって大きく変わります。
2026年の日光市観光協会の公式サイトでは、渋滞しやすい時期やおすすめの時間帯、交通対策などが案内されています。
また、最新の交通状況や臨時駐車場などについては、日光渋滞サイトも参考になります。
出発前にこれらの情報を確認して、混雑しやすい時間帯を避けた計画を立てましょう。
2026年のいろは坂渋滞予測・ライブカメラ・駐車場情報
2026年の紅葉シーズンにいろは坂を訪れる方は、出発前に渋滞予測やライブカメラ、駐車場情報を確認しておきましょう。
日光市観光協会や日光渋滞サイトでは、混雑予測や交通規制、臨時駐車場などの情報を案内しています。
特に紅葉の見頃を迎える土日祝日は、出発する時間帯によって移動時間が大きく変わる場合があります。
2026年の渋滞予測・混雑カレンダー
日光市観光協会の公式サイトでは、2026年版の混雑情報や渋滞予測を確認できます。
いろは坂は、例年10月中旬~11月上旬の土日祝日を中心に混雑しやすく、紅葉のピークには平日でも渋滞する場合があります。
旅行日程を決める際は、混雑予測を参考にして、可能であれば混雑の少ない日や時間帯を選ぶとよいでしょう。
▶ 2026年の日光渋滞予測・混雑カレンダー(日光市観光協会)
いろは坂のライブカメラはどこで見られる?
日光渋滞サイトでは、2026年の紅葉シーズンにライブカメラを配信する予定です。
配信日と時間は次のとおりです。
| 項目 | 2026年の予定 |
|---|---|
| 配信日 | 10月24日・25日・31日 |
| 配信日 | 11月1日・3日・7日・8日 |
| 配信時間 | 8:00~17:00 |
| 設置場所 | 二社一寺周辺・明智平県営駐車場前・二荒橋前 |
ライブカメラでは、現地の車の流れや混雑状況を映像で確認できます。
ただし、毎日24時間配信されるわけではありません。 配信日以外は映像を確認できないため注意してください。
中禅寺湖・奥日光方面の駐車場情報
紅葉シーズンは、いろは坂だけでなく、中禅寺湖周辺の駐車場も混雑する場合があります。
駐車場への入庫待ちが道路の流れに影響することもあるため、目的地周辺の駐車場情報を事前に確認しておくことが大切です。
2026年の日光渋滞サイトでは、臨時駐車場や推奨ルートなどの交通対策情報が案内されています。
なお、明智平ロープウェイはリニューアル工事のため運休していますが、明智平県営駐車場は利用可能と案内されています。
また、世界遺産「日光の社寺」周辺の駐車場については、日光市観光協会がリアルタイムの混雑情報を紹介しています。
こちらは主に日光東照宮などの周辺駐車場の情報であり、中禅寺湖周辺の駐車場とは対象エリアが異なります。
▶ 日光の紅葉シーズン混雑回避・駐車場情報(日光市観光協会)
2026年10月31日・11月1日は交通規制に注意
2026年10月31日(土)と11月1日(日)には、中禅寺湖周辺の渋滞緩和を目的とした交通規制の社会実験が予定されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施日 | 2026年10月31日(土)・11月1日(日) |
| 時間 | 8:00~15:00 |
| 場所 | 中宮祠地区・二荒橋前交差点 |
| 規制内容 | 右折禁止 |
| 注意事項 | 荒天時は中止の場合あり |
該当日に中禅寺湖方面を訪れる方は、公式サイトの交通規制図を確認し、現地の誘導員の指示に従ってください。
出発前に確認したい公式情報
いろは坂の混雑状況は、紅葉の進み具合や天候、曜日によって変化します。
出発前には、次の情報を確認しておくと安心です。
- 渋滞予測カレンダーで混雑しやすい日を確認する
- ライブカメラの配信日には現地の道路状況を確認する
- 駐車場情報や臨時の交通対策を確認する
- 交通規制や通行止めがないか確認する
紅葉シーズンのいろは坂は、事前の情報収集と時間に余裕を持った計画が大切です。
いろは坂の迂回路・裏道はある?
いろは坂は、上りの第2いろは坂と下りの第1いろは坂がそれぞれ一方通行となっており、坂の途中から一般道路へ抜ける裏道はありません。
ただし、奥日光へ向かう場合は、いろは坂を通らずにアクセスできる別ルートがあります。
代表的なのが、霧降高原・栗山・山王林道を経由するルートと、群馬県側から金精峠を越えるルートです。
いずれも山岳道路のため、距離や所要時間だけでなく、道路の幅や通行規制にも注意する必要があります。
霧降高原・栗山・山王林道を経由するルート
日光市街地から霧降高原へ向かい、栗山・川俣温泉方面を経由して山王林道(奥鬼怒林道)を通ると、いろは坂を使わずに戦場ヶ原方面へアクセスできます。

霧降高原 六方沢 20231020撮影
主な経由地は次のとおりです。
日光市街地 → 霧降高原 → 大笹牧場方面 → 栗山 → 川俣温泉方面 → 山王林道 → 光徳 → 戦場ヶ原方面

このルートは、いろは坂の混雑を避けられる可能性がある一方、かなりの遠回りになります。
以前、日光市街地から戦場ヶ原方面までのルートを比較した際には、次のような距離と所要時間でした。
| ルート | 距離の目安 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| いろは坂経由 | 約29.6km | 約45分 |
| 霧降高原・山王林道経由 | 約68.2km | 約2時間 |
※過去に確認したルートの参考値です。出発地・目的地・道路状況によって変わります。現在の所要時間を示すものではありません。
山王林道は道幅が狭い場所や急カーブ、急勾配が続く山岳道路です。対向車とのすれ違いが難しい場所もあり、運転に慣れていない方にはおすすめできません。
また、冬季は通行止めとなるため、利用前には最新の道路情報を確認してください。
山王林道は2026年も通れる?
山王林道(奥鬼怒林道)は、2026年4月24日に冬季通行止めが解除されました。
2026年10月9日時点で確認できる道路情報では、通行可能と案内されています。
ただし、山王林道は例年冬季に閉鎖され、降雪や路面状況によって臨時に通行止めとなる場合もあります。
紅葉シーズンでも標高の高い場所では気温が低くなるため、通行前には最新情報を確認しましょう。
群馬県側から金精峠を越えるルート
群馬県方面から奥日光へ向かう場合は、国道120号の金精道路を利用する方法もあります。
沼田方面 → 片品村 → 丸沼高原 → 金精トンネル → 日光湯元温泉 → 戦場ヶ原方面
このルートを利用すれば、いろは坂を通らずに奥日光へアクセスできます。
特に群馬県側から戦場ヶ原や湯ノ湖、日光湯元温泉を訪れる方にとっては、検討しやすいルートです。
ただし、日光市街地から向かう方が金精峠を経由すると、大幅な遠回りになる場合があります。
金精道路も冬季は通行止めとなります。2026年は4月24日に冬季閉鎖が解除されていますが、秋以降の通行規制や積雪状況は出発前に確認してください。
迂回路を利用するときの注意点
いろは坂の迂回路は、必ずしも通常ルートより早く到着できるとは限りません。
特に山王林道は道幅が狭く、急カーブも多いため、次の点に注意してください。
- 出発前に通行止めや工事規制を確認する
- 山岳道路の運転に慣れていない場合は無理に利用しない
- 雨・濃霧・積雪・路面凍結に注意する
- 日没後の走行はできるだけ避ける
- ガソリン残量や所要時間に余裕を持つ
いろは坂の渋滞を避けるためだけに、無理に山王林道へ迂回することはおすすめしません。
早朝に第2いろは坂を通過する方法や、奥日光に宿泊して混雑する時間帯を避ける方法もあわせて検討するとよいでしょう。
いろは坂の紅葉2026|見頃と現在の色づき状況
いろは坂は、日光市街地と中禅寺湖・奥日光を結ぶ、日光を代表する紅葉の名所です。
上り専用の第2いろは坂と下り専用の第1いろは坂を合わせると48のカーブがあり、秋には赤や黄色に色づいた山々を眺めながらドライブを楽しめます。
いろは坂は標高差が約440mあるため、坂の上部から下部へと紅葉が進み、場所によって色づき方が異なるのも特徴です。
いろは坂の紅葉2026はいつからいつまで?
いろは坂の紅葉は、例年10月中旬から11月上旬にかけて見頃を迎えます。
2026年も10月下旬に入り、例年の紅葉の見頃時期を迎えています。
ウェザーニュースでは、以前10月27日ごろから見頃になると予想されていました。ただし、これは過去の予測であり、10月30日現在の紅葉状況を示すものではありません。
いろは坂は標高差が約440mあるため、坂の上部から下部へと紅葉が進み、場所によって色づき方が異なります。
| 項目 | 2026年の紅葉情報 |
|---|---|
| 例年の見頃 | 10月中旬~11月上旬 |
| 2026年の見頃予想 | 10月27日ごろから(10月22日時点の予想) |
| 現在の見頃状況 | 最新の観測情報を確認中 |
| 主な紅葉樹木 | カエデ・ナナカマド・ツツジなど |
| おすすめの場所 | 黒髪平・明智平・剣ヶ峰展望所 |
※2026年の見頃予想は10月22日時点に確認した情報です。実際の色づき状況とは異なる場合があります。
いろは坂の現在の紅葉状況【2026年10月30日更新】
2026年10月30日現在、いろは坂は例年の紅葉の見頃時期に入っています。
前回確認した10月20~21日時点では、日光市観光協会とウォーカープラスが「色づき始め」、ウェザーニュースが「5割程度」と案内していました。
その後、ウェザーニュースが予想していた10月27日を過ぎ、紅葉の進み具合が気になる時期となっています。
ただし、10月30日時点の実際の色づき状況は確認できていないため、見頃やピークとは断定できません。
いろは坂は標高差があるため、上部と下部で紅葉の進み具合が異なります。訪問前には、最新の観測情報を確認することをおすすめします。
最新の紅葉状況は、次のサイトで確認できます。
なお、10月31日(土)と11月1日(日)は紅葉シーズンの週末です。
この2日間は、中宮祠地区の二荒橋前交差点で8:00~15:00に右折禁止の社会実験が予定されています。
車で訪れる方は、紅葉状況だけでなく、いろは坂の渋滞予測や交通規制も確認しておきましょう。
いろは坂のおすすめ紅葉スポット
いろは坂には、車窓から紅葉を楽しめる場所だけでなく、車を停めて景色を眺められる展望スポットもあります。
黒髪平展望台
上りの第2いろは坂にある展望スポットです。山々が折り重なる景色を眺められ、紅葉シーズンには赤や黄色に染まった山並みを楽しめます。
明智平
第2いろは坂の上部に位置し、周囲の山々や日光市街地方面を望める場所です。
なお、明智平ロープウェイはリニューアル工事のため、2026年は運休しています。ロープウェイを利用して明智平展望台へ向かうことはできません。
剣ヶ峰展望所
下りの第1いろは坂にある展望スポットです。方等滝や般若滝、周辺の山々の紅葉を楽しめます。
いずれの場所も紅葉シーズンは混雑する場合があるため、駐車時には周囲の車や歩行者に注意しましょう。
過去の紅葉状況|2023年10月20日の現地写真

第2いろは坂20231020
2023年10月20日(金)に第2いろは坂を訪れた際には、紅葉はまだこれからという印象でした。
当日は10時30分ごろに上りましたが、平日だったこともあってか、大きな渋滞は発生していませんでした。
一方、明智平の駐車場は満車となっており、紅葉シーズンの人気の高さを感じました。
同じ日に訪れた竜頭ノ滝では、紅葉が見頃を迎えていました。
このように、奥日光では場所や標高によって紅葉の進み具合が異なります。
※写真と現地の状況は2023年10月20日の記録です。2026年の現在の紅葉状況ではありません。
いろは坂の歴史と48カーブの由来
いろは坂は、現在では日光を代表する観光道路として知られていますが、その歴史は古く、もともとは男体山への山岳信仰に関係する道でした。
その後、奥日光への観光客が増えるにつれて道路が整備され、現在の第1いろは坂・第2いろは坂へと発展しました。
いろは坂はいつ、なぜ造られた?
いろは坂の起源は、奈良時代にまでさかのぼります。
782年(天応2年)、日光開山の祖である勝道上人が男体山に登頂した際にたどった道が、いろは坂の原型とされています。
その後、男体山への山岳信仰に関わる修験者たちが利用する道として受け継がれてきました。
当時は「中禅寺坂」とも呼ばれ、現在のような自動車道路ではありませんでした。
明治時代になると、奥日光は国内外の要人が訪れる避暑地として発展します。
さらに大正時代には、自動車で中禅寺湖方面へ向かうための道路改良が進められました。
第1いろは坂は1954年に完成
現在の第1いろは坂は、1954年(昭和29年)に全面改修され、有料道路として開通しました。
これは、戦後の本格的な有料道路として全国で2番目、県営事業としては全国初の取り組みでした。
当時の第1いろは坂は、現在のような下り専用道路ではなく、上りと下りの両方の車が通行していました。
観光客や自動車の増加に伴い、交通量への対応が必要になっていきます。
第2いろは坂は1965年に完成
1965年(昭和40年)には、上り専用の第2いろは坂が完成しました。
これにより、第1いろは坂は下り専用、第2いろは坂は上り専用となり、現在につながる交通体系が整いました。
第1いろは坂の延長は6,526m、第2いろは坂は9,468mで、合わせると約16kmになります。
また、1984年には有料道路としての役割を終え、無料で通行できるようになりました。
2020年には、第1・第2いろは坂が土木学会の「選奨土木遺産」に認定されています。
いろは坂はなぜ48カーブ?名前の由来は?
いろは坂の名前は、道路にある48のカーブを、日本語の「いろは48文字」になぞらえたものです。
現在のカーブ数は、次のようになっています。
| 道路 | カーブ数 |
|---|---|
| 第1いろは坂(下り) | 28 |
| 第2いろは坂(上り) | 20 |
| 合計 | 48 |
実は、第1いろは坂には当初30のカーブがありました。
その後、第2いろは坂が20カーブで完成した際、第1いろは坂のカーブを2か所減らし、合計48カーブに合わせたと栃木県の資料で紹介されています。
現在は、それぞれのカーブに「い」「ろ」「は」などの文字を示す標識が設置されています。
48カーブの標識は2023年にリニューアル
いろは坂の48か所のカーブ標識は、2023年5月26日にリニューアルされました。
それまでの標識は、栃木県の県花であるヤシオツツジを描いた共通デザインでしたが、リニューアル後は、栃木県や日光市に関連する48種類のイラストが採用されています。
いろは坂を通る際には、カーブごとに異なる標識にも注目してみてください。
ただし、急カーブが連続する道路のため、運転中は景色や標識に気を取られず、安全運転を優先しましょう。
いろは坂はなぜくねくね?勾配と道路構造

いろは坂が大きく曲がりくねっているのは、約440mもの標高差を、安全に車で上り下りできるようにするためです。
日光市街地側の馬返から中禅寺湖方面までは、山の斜面が急になっています。
もし道路を山頂方向へ一直線に造ると、勾配が非常に急になり、車が安全に走行することが難しくなります。
そこで、山の斜面に沿って道路を長く取り、ヘアピンカーブを繰り返しながら高度を上げていく構造になっています。
いろは坂の高低差は約440m
いろは坂の標高差は約440mです。
この高低差を乗り越えるため、第1いろは坂と第2いろは坂には、それぞれ急なカーブが連続しています。
| 項目 | 第1いろは坂 | 第2いろは坂 |
|---|---|---|
| 通行方向 | 下り専用 | 上り専用 |
| 道路の長さ | 約6.5km | 約9.5km |
| カーブ数 | 28 | 20 |
| 高低差 | 約440m | 約440m |
※高低差はそれぞれの道路が結ぶ山麓と中禅寺湖方面の標高差の目安です。2つの道路の高低差を合計するものではありません。
道路を曲がりくねらせることで走行距離を長くし、急な山の斜面でも車が上り下りできるようにしています。
道路の勾配は「%」で表される
道路の勾配は、一般的に「%(パーセント)」で表されます。
例えば、勾配10%とは、水平に100m進む間に高さが10m変わる傾斜のことです。
勾配10%は角度にすると約5.7度で、10度という意味ではありません。
| 道路の勾配 | 角度の目安 |
|---|---|
| 5% | 約2.9度 |
| 10% | 約5.7度 |
| 12% | 約6.8度 |
| 13% | 約7.4度 |
数字だけを見ると緩やかに感じるかもしれませんが、急な勾配が長く続く道路では、上り坂での加速や下り坂での速度管理に注意が必要です。
いろは坂も急な勾配とカーブが連続する山岳道路のため、十分な車間距離を取り、速度を抑えて走行しましょう。
ヘアピンカーブが多い理由

いろは坂には、進行方向が大きく変わるヘアピンカーブが数多くあります。
これは、山の斜面に沿って道路を折り返すことで、限られた地形の中でも走行距離を確保するためです。
直線的に山を上るよりも距離は長くなりますが、その分、勾配を抑えやすくなります。
ただし、カーブでは見通しが悪くなる場所もあるため、急なハンドル操作や速度の出し過ぎには注意が必要です。
特に下りの第1いろは坂では、フットブレーキだけに頼らず、適切にエンジンブレーキを利用しながら安全に走行しましょう。
いろは坂のカーブはどのくらい急?
道路のカーブの急さを表す指標の一つに「曲線半径」があります。
一般的には、曲線半径が小さいほど急なカーブになり、大きいほど緩やかなカーブになります。
ただし、実際の走りやすさは道路の幅、勾配、見通し、路面状況などによっても変わります。
いろは坂には急なヘアピンカーブが続くため、カーブに入る前に十分に減速し、無理のない速度で通行することが大切です。
明智平ロープウェイと周辺の観光スポット
第2いろは坂を上りきる少し手前にある明智平は、奥日光を代表する展望スポットの一つです。
通常は明智平ロープウェイを利用して展望台へ向かい、中禅寺湖や華厳滝、男体山などの雄大な景色を楽しめます。
ただし、2026年はロープウェイがリニューアル工事のため長期運休しています。
明智平ロープウェイは2026年から長期運休
明智平ロープウェイは、2026年1月16日から2027年8月31日まで、リニューアル工事による運休が予定されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 明智平ロープウェイ |
| 運休開始 | 2026年1月16日 |
| 運休終了予定 | 2027年8月31日 |
| 再開予定 | 2027年9月 |
| 運休理由 | リニューアル工事 |
※工事の進行状況によって、運休期間が延長される場合があります。
このため、2026年の紅葉シーズンは、ロープウェイを利用して明智平展望台へ行くことはできません。
明智平県営駐車場は2026年も利用可能
ロープウェイは運休していますが、日光渋滞サイトでは、2026年の明智平県営駐車場は利用可能と案内されています。
ただし、明智平県営駐車場とロープウェイ施設側の駐車場は別の駐車場です。施設側の駐車場については、工事期間中の利用制限に注意してください。
また、明智平周辺は第2いろは坂の渋滞が発生しやすい場所でもあります。
駐車場に立ち寄る際は、周囲の交通状況に注意し、現地の案内に従ってください。
明智平展望台から見える景色

明智平展望台は、華厳滝や中禅寺湖、男体山などを一望できる展望スポットです。通常はロープウェイで約3分かけて向かいますが、2026年はリニューアル工事のため運休しています。
特に紅葉シーズンには、山肌が赤や黄色に染まる雄大な景色が人気です。
明智平の駐車場付近から見える景色と、ロープウェイで上がる明智平展望台からの景色は異なりますので、旅行計画を立てる際は注意してください。
いろは坂を上った後に立ち寄りたい観光スポット
明智平ロープウェイが運休している2026年は、いろは坂を上った先にある観光スポットもおすすめです。
華厳滝
中禅寺湖から流れ落ちる落差約97mの滝で、日光を代表する名所の一つです。
滝を間近で見られる観瀑台があり、秋には周囲の山々の紅葉とともに楽しめます。
▶華厳の滝 所要時間や見どころと駐車場を紹介!アクセスや料金に歴史も
中禅寺湖
標高約1,269mに位置する湖で、湖畔から男体山や周囲の山々を眺められます。
秋には湖と紅葉の組み合わせが美しく、湖畔の散策やドライブにもおすすめです。
▶中禅寺湖の紅葉2026の見頃はいつ?混雑・駐車場やおすすめスポットを解説
竜頭ノ滝
中禅寺湖からさらに奥日光方面へ進んだ場所にある滝です。
いろは坂より早い時期に紅葉が進むこともあり、奥日光の秋を代表する名所として人気があります。
2023年10月20日の竜頭の滝はまさに見頃でした。この年は例年より1週間紅葉が遅かったです。

竜頭ノ滝20231020
紅葉シーズンは、これらの観光スポットへ向かう道路や駐車場も混雑します。
出発前には、いろは坂の渋滞予測とあわせて、目的地周辺の交通情報を確認しておきましょう。
冬のいろは坂はノーマルタイヤで走れる?
冬のいろは坂をノーマルタイヤで走行することはおすすめできません。
日光市観光協会でも、冬は降雪や路面凍結の可能性があるため、冬用タイヤまたはタイヤチェーンを準備するよう案内しています。
いろは坂は標高差が約440mあり、急な坂道とカーブが連続する山岳道路です。
日光市街地では雪が降っていなくても、標高の高い中禅寺湖周辺では積雪や路面凍結が発生している場合があります。
冬のいろは坂はスタッドレスタイヤが必要?
冬のいろは坂を車で走行する場合は、スタッドレスタイヤを装着することをおすすめします。
特に注意したいのは、次のような状況です。
- 雪が降った直後や積雪が残っているとき
- 朝晩の気温が低い時間帯
- 日陰や橋の上など、路面が凍結しやすい場所
- 雨や雪の後に気温が氷点下まで下がったとき
晴れていても路面が凍結していることがあります。
秋の終わりから春先にかけては、出発前に天気予報と道路状況を確認し、冬用タイヤなどの装備を整えてください。
いろは坂は冬季通行止めになる?
いろは坂は、冬季も基本的に通行できます。
日光市観光協会によると、降雪時には除雪が行われるため、通常は冬季閉鎖されません。
ただし、大雪や事故、路面状況などによって一時的な交通規制が行われる可能性はあります。
冬季も通行できることと、ノーマルタイヤで安全に走れることは別です。
最新の通行状況は、日光湯元ビジターセンターなどで確認しましょう。
金精道路・山王林道は冬季通行止めに注意
いろは坂とは異なり、奥日光周辺の山岳道路には冬季閉鎖される路線があります。
| 道路 | 冬季閉鎖の目安 |
|---|---|
| いろは坂 | 基本的に冬季も通行可能 |
| 金精道路(国道120号) | 例年12月25日正午~4月24日正午 |
| 山王林道(奥鬼怒林道) | 例年12月1日正午~4月中下旬 |
| 中禅寺湖スカイライン | 夜間・冬季に閉鎖 |
※閉鎖期間は天候や道路状況によって変更される場合があります。2026~2027年冬季の確定した規制日程は、道路管理者の最新発表を確認してください。
特に、群馬県側から金精峠を越えて奥日光へ向かう予定の方は注意が必要です。
冬季は金精道路を通り抜けられないため、旅行前にアクセスルートを確認しておきましょう。
冬のいろは坂を安全に運転するポイント
冬のいろは坂では、特に下りの第1いろは坂で慎重な運転が必要です。
急カーブに入る前に十分に減速し、前の車との車間距離を広めに取りましょう。
下り坂では、適切にエンジンブレーキを利用し、急ブレーキや急ハンドルを避けることが大切です。
また、スタッドレスタイヤを装着していても、凍結した路面で必ず安全に走れるわけではありません。
大雪や強い凍結が予想される場合は、無理に車で向かわず、旅行日程や移動手段の変更も検討してください。
楽天トラベルで名所と近くのホテルを探す
日光のおすすめ紅葉名所20選!見頃やライトアップ情報も

