奥日光三名瀑のひとつ「竜頭の滝(竜頭ノ滝)」は、約210メートルにわたって岩肌を流れ落ちる、奥日光を代表する観光スポットです。
滝壺付近では、二手に分かれた水の流れを正面から眺められるほか、滝沿いの遊歩道や上流の橋からも異なる景色を楽しめます。
「竜頭の滝はどうやってできたの?」
「どこが龍の頭に見えるの?」
「観光の所要時間はどのくらい?」
「駐車場はどこに停めるのがおすすめ?」
初めて訪れる方は、このような疑問を持つのではないでしょうか。
竜頭の滝は、滝壺付近の滝見台から眺めるだけなら短時間でも楽しめますが、遊歩道を散策したり、竜頭之茶屋で食事や休憩をしたりするのもおすすめです。
この記事では、竜頭の滝の歴史や名前の由来、見どころと特徴、観光の所要時間、駐車場やアクセス方法を詳しく紹介します。
さらに、実際に訪れて味わった竜頭之茶屋のおすすめメニューも、写真付きでお伝えします。
竜頭の滝の歴史と特徴

竜頭ノ滝20231020撮影 竜頭の滝の滝壺付近。中央の岩と左右に分かれる水の流れが、龍の頭とひげに見立てられています。
竜頭の滝(竜頭ノ滝)は、約1万5,000年前の男体山の火山活動によって流れ出した溶岩の上を、湯川の水が流れ落ちることで形成されたとされる滝です。
奥日光三名瀑のひとつに数えられ、華厳の滝や湯滝とともに、日光を代表する滝として知られています。
滝の全長は約210メートル、幅は約10メートル。急な崖から一気に落下する華厳の滝とは異なり、階段状の岩肌を水が勢いよく流れ下る「渓流瀑(けいりゅうばく)」に分類されます。
また、竜頭の滝は、湯ノ湖から戦場ヶ原を経て中禅寺湖へと流れる「湯川」の下流部に位置しています。
滝壺付近だけでなく、上流まで続く水の流れを間近に観察できることも、竜頭の滝ならではの特徴です。
竜頭の滝の名前の由来は?どこが龍の頭に見える?
「竜頭の滝」という名前は、滝壺付近で水の流れが大きな岩によって二手に分かれる姿が、龍の頭に似ていることに由来するといわれています。
滝の中央にある大きな岩を龍の頭、左右に分かれて流れ落ちる水を龍のひげに見立てたものです。
この特徴的な景色は、滝の下流にある「竜頭之茶屋」の滝見台から眺めることができます。
竜頭の滝を訪れた際には、ただ水の流れを眺めるだけでなく、中央の岩と左右の流れに注目してみてください。
龍の顔を想像しながら眺めると、また違った楽しみ方ができます。
竜頭の滝の見どころは3つ
竜頭の滝の魅力は、見る場所によって水の流れや景色が大きく変わることです。
滝壺付近では二手に分かれた迫力ある水の流れを楽しめるほか、滝沿いの遊歩道では階段状の岩肌を流れる滝を間近に眺められます。
さらに、上流の橋からは、滝の下流側とは異なる開放的な景色が広がります。
初めて訪れる方には、次の3か所がおすすめです。
① 滝見台から眺める滝壺
竜頭の滝で最初に訪れたいのが、竜頭之茶屋にある滝見台です。
ここからは、中央の大きな岩によって二手に分かれた水の流れを、正面から眺めることができます。
周囲にはモミジやシナノキなどの木々が広がり、初夏の新緑や秋の紅葉と滝の組み合わせが美しい場所です。
特に、5月下旬から6月ごろにはトウゴクミツバツツジが咲き、赤紫色の花と白い水の流れが鮮やかな景色をつくります。
竜頭の滝を短時間で観光する場合でも、この滝見台はぜひ立ち寄りたいスポットです。
② 滝沿いの遊歩道から見る迫力ある水の流れ

竜頭の滝には、滝壺付近から上流方面へ続く遊歩道があります。
遊歩道では、階段状の岩肌を勢いよく流れる水を横から眺められ、滝見台とは違った迫力を感じられます。
滝の流れに沿って歩くことで、竜頭の滝が約210メートルにわたって続く渓流瀑であることも実感できます。
ただし、遊歩道には階段や傾斜があるため、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。
雨の日や雨上がりは足元が滑りやすくなる場合があるので、注意して散策しましょう。
③ 上流の橋から眺める竜頭の滝


もうひとつのおすすめスポットが、竜頭の滝上流の橋です。
上流側の駐車場近くにある橋からは、滝の下流方向を見下ろす景色と、上流から流れてくる湯川の景色を楽しめます。
滝壺付近では二手に分かれた水の流れが印象的ですが、上流では川幅いっぱいに広がる水の流れや、周囲の自然を眺められるのが魅力です。
特に紅葉の時期は、滝沿いの木々が色づき、滝壺付近とは異なる秋の景色が広がります。
上流の橋付近には無料駐車場もあるため、車で訪れる方は、滝壺側と上流側の両方を見比べてみるのもおすすめです。
竜頭の滝の所要時間・滞在時間は?
竜頭の滝の観光に必要な所要時間は、滝壺付近だけを見るのか、上流まで散策するのかによって異なります。
滝見台から滝壺を眺めるだけなら約10~15分、上流まで散策するなら約30~45分が目安です。
さらに、竜頭之茶屋で食事や休憩を楽しむ場合は、50分~1時間程度を見込んでおくとよいでしょう。
観光スタイル別の所要時間
| 観光スタイル | 所要時間の目安 |
|---|---|
| 滝見台から滝壺を眺めるだけ | 約10~15分 |
| 滝壺から上流まで散策(片道) | 約15~25分 |
| 滝壺と上流を往復して観光 | 約30~45分 |
| 滝壺の観賞と茶屋での軽食 | 約30~50分 |
| 上流までの散策と茶屋での休憩 | 約50~75分 |
※所要時間は一般的な観光の目安です。歩く速さや写真撮影、混雑状況によって変わります。
短時間なら滝壺付近の滝見台がおすすめ
観光時間があまり取れない方は、竜頭之茶屋にある滝見台から滝壺を眺めるのがおすすめです。
滝壺付近の駐車場から比較的近く、長い距離を歩かなくても、竜頭の滝を代表する景色を楽しめます。
華厳の滝や中禅寺湖など、奥日光の観光スポットを1日で巡る場合にも立ち寄りやすい場所です。
時間に余裕があれば上流まで散策しよう
竜頭の滝の魅力を十分に楽しみたい方には、滝壺付近から上流まで続く遊歩道の散策がおすすめです。
滝沿いの遊歩道を歩くと、水の流れや岩肌の様子が少しずつ変わり、滝見台とは違った景色を楽しめます。
ただし、滝壺から上流へ向かう道は上り坂や階段が続くため、帰りの下り道も含めて余裕を持った時間配分にしましょう。
また、上流の駐車場を利用すれば、上流側の景色を先に楽しみ、遊歩道を下って滝壺付近へ向かうこともできます。
ただし、滝壺まで下りた場合は、駐車場へ戻るために上り坂を歩く必要があります。
竜頭の滝の駐車場はどこがおすすめ?
竜頭の滝には、滝壺付近の「龍頭之茶屋専用駐車場」や県営駐車場、上流側の駐車場など、複数の無料駐車場があります。
滝壺の景色を短時間で楽しみたい方には龍頭之茶屋付近、滝沿いの遊歩道を散策したい方には上流側の駐車場もおすすめです。
龍頭之茶屋の公式サイトでは、次の5か所が案内されています。
竜頭の滝周辺の無料駐車場一覧
| 駐車場 | 普通車の台数 | 茶屋までの目安 |
|---|---|---|
| 龍頭之茶屋専用駐車場 | 20台 | 徒歩約30秒 |
| 県営竜頭の滝中駐車場 | 20台 | 徒歩約1分 |
| 県営竜頭の滝下駐車場 | 15台 | 徒歩約3分 |
| 竜頭の滝臨時駐車場 | 80台 | 徒歩約10分 |
| 県営竜頭の滝上駐車場 | 10台 | 遊歩道を下って徒歩約10分 |
※台数と徒歩時間は龍頭之茶屋公式サイトの案内によるものです。臨時駐車場の利用可否や現地の案内は、訪問時にご確認ください。
① 龍頭之茶屋専用駐車場・中駐車場

竜頭の滝を初めて訪れる方におすすめなのが、滝壺付近にある龍頭之茶屋専用駐車場と県営竜頭の滝中駐車場です。
茶屋まで徒歩約30秒~1分と近く、滝見台から二手に分かれた水の流れを眺めたり、茶屋で食事を楽しんだりするのに便利です。
長い距離を歩かずに滝を観賞したい方や、奥日光の観光途中に短時間で立ち寄りたい方にも向いています。
ただし、観光シーズンには混雑することがあるため、満車の場合は周辺の駐車場を利用しましょう。
② 県営竜頭の滝下駐車場・臨時駐車場

滝壺付近の駐車場が満車の場合は、県営竜頭の滝下駐車場も候補になります。
下駐車場は「さかなと森の観察園」の向かいにあり、龍頭之茶屋までは徒歩約3分です。
また、混雑時には竜頭の滝臨時駐車場が案内されることもあります。
臨時駐車場は龍頭之茶屋まで徒歩約10分かかりますが、普通車約80台分の駐車スペースが案内されています。
紅葉シーズンなどは、現地の誘導や案内表示に従って利用してください。
③ 県営竜頭の滝上駐車場

竜頭の滝の上流側にも、無料の県営駐車場があります。
上駐車場は「滝上」バス停付近にあり、上流の橋から湯川の流れを眺めたり、滝沿いの遊歩道を散策したりするのに便利です。
ここから遊歩道を下ると、約10分で龍頭之茶屋付近まで行くことができます。
上流から下流へ向かう途中には、階段状の岩肌を流れる滝を眺められる場所もあり、滝壺付近とは違った景色を楽しめます。
ただし、茶屋まで下った場合は、駐車場へ戻るために上り坂や階段を歩く必要があるので注意しましょう。
紅葉シーズンは駐車場の混雑に注意
竜頭の滝は、奥日光でも比較的早く紅葉が進む人気スポットです。
特に見頃の時期は、滝壺付近の駐車場が混雑することがあります。
混雑が予想される日は、早めの時間帯に訪れることや、路線バスを利用することも検討してみてください。
2026年の紅葉の見頃や現在の色づき、駐車場の混雑については、別記事で詳しく紹介しています。
竜頭の滝への行き方・アクセス
竜頭の滝へは、車またはJR日光駅・東武日光駅からの路線バスでアクセスできます。
車の場合は、日光市街地からいろは坂を上り、中禅寺湖を経由して奥日光方面へ向かいます。
公共交通機関を利用する場合は、東武バスの湯元温泉行きに乗車し、「竜頭の滝」バス停で下車すると便利です。
車でのアクセス
日光市街地から竜頭の滝へ向かう場合は、国道120号を利用します。
清滝方面から第二いろは坂を上り、中禅寺湖方面へ進みます。
華厳の滝や中禅寺湖のある中宮祠地区を通過し、さらに湯元温泉方面へ進むと竜頭の滝に到着します。
中禅寺湖沿いの菖蒲ヶ浜を過ぎた先に、龍頭之茶屋方面への入口があります。
竜頭の滝周辺には無料駐車場が複数ありますので、滝壺だけを観光するのか、上流まで散策するのかによって駐車場所を選ぶと便利です。
なお、秋の紅葉シーズンは、いろは坂や中禅寺湖周辺で渋滞が発生することがあります。
車で訪れる場合は、時間に余裕を持って出発しましょう。
JR日光駅・東武日光駅から路線バスでのアクセス
電車で日光を訪れる場合は、JR日光駅または東武日光駅から東武バスを利用できます。
湯元温泉行きのバスに乗車し、「竜頭の滝」バス停で下車してください。
JR日光駅からの乗車時間は約1時間で、バス停から龍頭之茶屋までは徒歩約2分です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出発地 | JR日光駅・東武日光駅 |
| 利用するバス | 東武バス・湯元温泉行き |
| 下車するバス停 | 竜頭の滝 |
| 乗車時間 | 約1時間 |
| バス停から茶屋 | 徒歩約2分 |
※道路の混雑状況によって所要時間は変わります。
また、竜頭の滝の上流側を先に観光したい場合は、「滝上」バス停を利用する方法もあります。
上流から遊歩道を下って滝壺へ向かい、帰りは「竜頭の滝」バス停から乗車すれば、上り坂を戻らずに観光できます。
竜頭の滝のバス時刻表と運賃
竜頭の滝方面の路線バスは、季節によって運行ダイヤが変わる場合があります。
そのため、出発前に東武バス公式サイトで最新の時刻表を確認するのがおすすめです。
特に、夕方以降は便数が限られるため、帰りのバスの発車時刻を先に確認しておきましょう。
湯元温泉フリーパスは周辺観光にも便利
竜頭の滝だけでなく、華厳の滝や湯滝、湯元温泉などを路線バスで巡る場合は、東武バスの「湯元温泉フリーパス」も選択肢になります。
湯元温泉フリーパスは、指定された区間内で東武バスを何度でも乗り降りできる乗車券です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| フリーパス名 | 湯元温泉フリーパス |
| 有効期間 | 2日間 |
| 大人料金 | 3,500円 |
| 小児料金 | 1,750円 |
| 主な観光地 | 華厳の滝・竜頭の滝・湯滝・湯元温泉 |
竜頭の滝だけを往復する場合は通常運賃と比較して選び、複数の観光スポットで途中下車する場合はフリーパスを検討するとよいでしょう。
特に、湯元温泉に宿泊しながら奥日光を巡る1泊2日の観光に便利です。
▶ 湯元温泉フリーパスを使った観光モデルコース(東武バス公式)
竜頭之茶屋のおすすめメニュー
竜頭の滝を訪れたら、ぜひ立ち寄りたいのが、滝壺付近にある「龍頭之茶屋(りゅうずのちゃや)」です。
龍頭之茶屋は、竜頭の滝を眺めながら食事や甘味を楽しめる人気の茶屋です。
名物のおぞう煮や施無畏(せむい)だんごをはじめ、日光名物のゆばを使った料理など、さまざまなメニューがそろっています。
実際に訪れた際には、ゆばからあげやおぞう煮、だんご、おでんなどを注文しました。
ここでは、実際に食べた料理を写真付きで紹介します。
龍頭之茶屋のおすすめメニューと料金

2026年10月に公式サイトで確認できた主なメニューと料金は、次のとおりです。
| メニュー | 料金 |
|---|---|
| おぞう煮 | 850円 |
| ゆばからあげ(ねぎ塩・カレーマヨ) | 450円 |
| 施無畏だんご(みたらし・おぐら) | 各500円 |
| ちまき | 400円 |
| おでん | 800円 |
| 白玉しるこ | 500円 |
| ゆばそば・うどん | 1,200円 |
| ゆばアイス | 450円 |
※料金は2026年10月16日に公式サイトで確認したものです。白玉しるこなど、一部メニューには季節限定のものがあります。
名物のおぞう煮

龍頭之茶屋を代表する名物料理が「おぞう煮」です。
一般的なお雑煮とは異なり、揚げたお餅が入っているのが特徴です。
実際に食べてみると、揚げたお餅と温かいつゆの組み合わせが美味しく、奥日光の散策で冷えた体を温めたいときにもおすすめです。
龍頭之茶屋の名物をひとつ選ぶなら、ぜひ候補に入れてみてください。
ゆばからあげは2種類の味がおすすめ

個人的におすすめしたいのが「ゆばからあげ」です。
日光名物のゆばを使った料理で、「ねぎ塩」と「カレーマヨ」の2種類があります。
実際に両方食べてみましたが、ねぎ塩はさっぱりとした味わいで、カレーマヨはカレーの香りが楽しめます。
カレーマヨも強い辛さは感じられず、美味しくいただきました。
軽食として注文しやすいので、茶屋で少し休憩したいときにもおすすめです。
施無畏だんごはみたらしとおぐらの2種類

甘いものが好きな方には、龍頭之茶屋の名物「施無畏だんご」もおすすめです。
施無畏(せむい)には、人々の不安や恐れを取り除き、安心を与えるという意味があります。
メニューには「みたらし」と「おぐら」の2種類があり、どちらも実際にいただきました。
滝を眺めながらお茶と一緒に味わうのも、竜頭の滝観光ならではの楽しみ方です。
ちまき・おでん・白玉しるこも実食

龍頭之茶屋では、名物料理以外にもさまざまな食事や甘味を楽しめます。
実際に注文したちまきは、写真には2個写っていますが、こちらは2人前です。
また、おでんは塩味のだしが美味しく、温かい料理を食べたいときにおすすめです。
食後には白玉しるこもいただきました。甘いものが好きな方には、こちらもおすすめしたい一品です。
なお、白玉しるこは公式サイトで9月~4月ごろの季節限定メニューとして案内されています。
龍頭之茶屋はペット同伴でも利用できる?
龍頭之茶屋は、日光市観光協会の公式サイトでもペット連れにおすすめの施設として紹介されています。
私が訪れた際にも、ペット同伴で利用できるテーブル席で食事を楽しむことができました。
竜頭の滝は愛犬との奥日光観光でも立ち寄りたいスポットですが、ペット同伴で利用できる席や条件は変更される場合があります。
愛犬と一緒に食事を楽しみたい方は、事前に茶屋へ確認しておくと安心です。
龍頭之茶屋の営業時間・基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 龍頭之茶屋 |
| 住所 | 栃木県日光市中宮祠2485 |
| 電話番号 | 0288-55-0157 |
| 5月~11月 | 9:00~17:00 |
| 12月~4月 | 10:00~16:00 |
| 定休日 | 5月~11月は無休、12月~4月は平日不定休 |
| 駐車場 | 周辺に無料駐車場あり |
営業時間や休業日は変更になる場合があります。
特に冬季は不定休となるため、訪問前に公式サイトで確認することをおすすめします。
竜頭の滝の四季の魅力
竜頭の滝は、季節によって周囲の木々や滝の表情が変わり、一年を通して異なる景色を楽しめる観光スポットです。
特に、初夏のトウゴクミツバツツジと秋の紅葉は人気があり、多くの観光客が訪れます。
また、新緑に包まれる夏や、雪と氷に彩られる冬にも、竜頭の滝ならではの魅力があります。
春から初夏|トウゴクミツバツツジが美しい

竜頭の滝で紅葉と並んで人気があるのが、トウゴクミツバツツジの花が咲く季節です。
例年5月下旬から6月上旬ごろになると、滝壺周辺に赤紫色の花が咲き、白い水の流れとの美しいコントラストを楽しめます。
特に龍頭之茶屋の滝見台からは、花と滝を一緒に眺められるのが魅力です。
トウゴクミツバツツジの開花時期は、その年の気温や天候によって前後するため、訪問前に最新の開花情報を確認しましょう。
夏|緑に包まれた滝と涼やかな景色

夏の竜頭の滝は、周囲の木々が鮮やかな緑に包まれ、春や秋とは違った景色が広がります。
滝沿いの遊歩道では、勢いよく流れる水を間近に眺めながら散策でき、奥日光の自然を感じられます。
奥日光は日光市街地より標高が高く、夏でも比較的涼しい日があるため、避暑を兼ねた観光にもおすすめです。
ただし、日差しの強い日や雨の日もあるので、歩きやすい靴と天候に合わせた服装で訪れましょう。
秋|奥日光でも人気の紅葉スポット

竜頭ノ滝20231020
竜頭の滝は、奥日光の中でも比較的早く紅葉が進む場所として知られています。
例年10月上旬から中旬ごろに見頃を迎えることが多く、滝壺付近では赤や黄色に色づいた木々と白い水の流れが美しい景色をつくります。
また、上流の橋や遊歩道からは、滝壺とは異なる紅葉の景色を楽しめます。
ただし、紅葉の進み具合は年によって異なり、見頃の時期が前後することもあります。
2026年の最新の紅葉状況や見頃予想、駐車場の混雑については、以下の記事で詳しく紹介しています。
冬|雪と氷がつくる静かな景色
冬の竜頭の滝では、周囲に雪が積もり、岩肌や木々に氷が付くことで、ほかの季節とは違った景色が見られることがあります。
滝の水は冬でも流れ続けますが、厳しい寒さによって周囲の一部が凍りつき、幻想的な景観になることもあります。
一方、奥日光の冬は冷え込みが厳しく、道路の積雪や凍結にも注意が必要です。
車で訪れる場合は冬用タイヤなどの雪道対策を行い、遊歩道を歩く際も足元の状態を確認してください。
冬季は龍頭之茶屋の営業時間や休業日が変わる場合があるため、事前に確認しておくと安心です。
竜頭の滝周辺のおすすめ観光スポット
竜頭の滝の周辺には、華厳の滝や湯滝、戦場ヶ原、中禅寺湖など、奥日光を代表する観光スポットが集まっています。
車であれば、竜頭の滝を起点に複数の観光スポットを巡ることもできます。
特に、華厳の滝・竜頭の滝・湯滝の「奥日光三名瀑」を巡るコースは、滝が好きな方におすすめです。
華厳の滝|高さ97メートルの迫力ある滝
華厳の滝は、中禅寺湖から流れ出した水が高さ約97メートルの崖を一気に落下する、日本三名瀑のひとつです。
竜頭の滝が階段状の岩肌を流れる渓流瀑であるのに対し、華厳の滝は高い崖から垂直に落下する迫力ある姿が特徴です。
竜頭の滝からは車で約15~20分が目安です。
有料のエレベーターを利用すると、滝壺近くの観瀑台から迫力ある水の流れを眺められます。
湯滝|滝壺から豪快な水の流れを間近に楽しめる
湯滝は、湯ノ湖の南端から流れ落ちる高さ約70メートル、長さ約110メートルの滝です。
竜頭の滝と同じく奥日光三名瀑のひとつで、滝壺近くの観瀑台から水の流れを間近に眺められるのが魅力です。
竜頭の滝からは車で約10~15分が目安です。
竜頭の滝と湯滝はどちらも湯川の流れに関係する滝ですが、岩肌の形状や水の落ち方が異なるため、両方を見比べてみるのもおすすめです。
戦場ヶ原|奥日光を代表する湿原
戦場ヶ原は、標高約1,400メートルに広がる奥日光を代表する湿原です。
木道を歩きながら、男体山などの山々や湿原の植物、季節ごとの自然を楽しめます。
竜頭の滝から赤沼駐車場までは、車で約5~10分が目安です。
時間に余裕がある方は、竜頭の滝とあわせて戦場ヶ原の散策を楽しんでみてください。
秋には、木々の紅葉よりひと足早く湿原の草が色づく「草紅葉(くさもみじ)」も見どころです。
▶ 戦場ヶ原・小田代原の草紅葉2026|見頃・散策コース・アクセスはこちら
中禅寺湖|湖畔の景色や散策を楽しめる
中禅寺湖は、男体山のふもとに広がる、奥日光を代表する湖です。
竜頭の滝は中禅寺湖の北側に位置しており、湖畔の菖蒲ヶ浜方面へも比較的短時間で移動できます。
中禅寺湖では、湖畔の散策や遊覧船、周辺の観光施設など、さまざまな楽しみ方があります。
特に紅葉の季節には、湖と周囲の山々が色づく美しい景色が広がります。
竜頭の滝とあわせて、中禅寺湖周辺をゆっくり巡るのもおすすめです。
奥日光三名瀑を巡るなら
華厳の滝・竜頭の滝・湯滝を1日で巡る場合は、日光市街地からいろは坂を上り、次の順番で観光すると効率的です。
華厳の滝 → 竜頭の滝 → 湯滝
それぞれの滝は景観が異なるため、同じ日に訪れても違った魅力を楽しめます。
車で巡る場合は、観光や食事の時間も含めて半日程度を目安にするとよいでしょう。
ただし、紅葉シーズンは道路や駐車場が混雑するため、余裕を持った計画を立てることをおすすめします。
竜頭の滝のイラスト
竜頭ノ滝のイラストを、オリジナル写真とフリー画像を元に作りました。

竜頭の滝 紅葉

竜頭の滝 春

竜頭の滝 春

竜頭の茶屋
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まとめ|竜頭の滝の歴史や見どころ・所要時間
竜頭の滝は、奥日光三名瀑のひとつに数えられる、自然豊かな観光スポットです。
約1万5,000年前の男体山の火山活動によって形成されたとされ、約210メートルにわたって階段状の岩肌を水が流れ落ちる姿が特徴です。
滝壺付近で水の流れが二手に分かれる様子が龍の頭に似ていることから、「竜頭の滝」と名付けられたといわれています。
竜頭の滝を観光する際は、次のポイントを参考にしてください。
- 見どころ:滝壺の滝見台、滝沿いの遊歩道、上流の橋
- 所要時間:滝壺の観賞だけなら約10~15分、上流まで往復するなら約30~45分
- 駐車場:滝壺付近や上流側に無料駐車場あり
- アクセス:JR日光駅・東武日光駅から湯元温泉行きの路線バスを利用
- 龍頭之茶屋:名物のおぞう煮、ゆばからあげ、施無畏だんごなどがおすすめ
- おすすめの季節:初夏のトウゴクミツバツツジや秋の紅葉
滝壺付近だけでも十分に楽しめますが、時間に余裕があれば、遊歩道を歩いて上流からの景色も眺めてみてください。
また、龍頭之茶屋で滝を眺めながら食事や甘味を楽しむのも、竜頭の滝観光の魅力のひとつです。
華厳の滝や湯滝、中禅寺湖、戦場ヶ原など、周辺の観光スポットとあわせて、奥日光の自然を満喫してみてはいかがでしょうか。
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