日本三大名瀑 華厳の滝は中禅寺湖の湖水が流れ落ちる97m落差の大瀑布です。
四季を通じて様々な表情を見せる滝は大変人気があり、たくさんの観光客が押し寄せます。
特に長期の連休や土日には、周辺の観光の人気も手伝い交通渋滞による影響を受けてしまう場合があります。
そんな華厳の滝へのアクセス方法と駐車場の情報、滝の見所と必要な所要時間に周辺のおすすめを紹介しています。
おまけに華厳の滝のイラストも作ってみました。
日本三大名瀑 華厳の滝
華厳の滝は北関東の栃木県日光市の中禅寺湖にある滝です。
読み方は「けごんのたき」です。
「華厳ノ滝」、「華厳滝」と記載されることもあります。
日本三大名瀑の一つにも数えられている高さ97mの大瀑布です。
日光は四十八滝といわれるくらい滝が多い場所ですが、その中で最も有名なのが華厳の滝です。
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華厳の滝の見どころと所要時間
中禅寺湖の水が、高さ97メートルの岸壁を一気に落下する壮大な滝で、華厳の滝の見どころは何といっても自然が作り出した雄大さと、華麗な造形の美しさを楽しむことができる所です。
エレベーターで降りた観瀑台(展望台)より間近で見る滝壺は大迫力です。
瀑音と水しぶきが弾ける豪快な滝が見られます。
華厳の滝の所要時間は滝の上流の高さから下に落ちていく様子を眺めるなら10分くらいですが、エレベーターに乗り100メートル下に下りて滝壷の前から眺めるならだいたい30分くらいです。
あまりの大迫力にその場を離れるのが惜しくなります。
新緑が見事な5月、たくさんのイワツバメが滝周辺を飛び回る6月、紅葉の10月、十二滝と呼ばれる細い小滝が凍る1月、2月は滝全体がブルーアイスに彩られ、春夏秋冬と四季折々で違った景色を堪能することができます。
華厳の滝の営業時間、料金、駐車場情報
営業時間や料金、駐車場情報は下記の通りです。
住所 | 〒321-1661 栃木県日光市中宮祠 |
---|---|
電話番号 | 0288-55-0030 (華厳の滝エレベーター) |
営業時間 | 3月~4月 9:00~17:00 5月~11月 8:00~17:00 12月~2月 9:00~16:30 ※季節・気象状況により時間変更もあり。 |
料金 | エレベーター往復 大人570円、小学生340円(2023.4.1現在) |
駐車場 | 華厳第一駐車場・華厳第二駐車場から徒歩約2分 駐車料金 普通車:320円 マイクロバス・大型車:2、230円 ※上記の駐車場が混雑の際は、湖畔第一駐車場、湖畔第二駐車場を利用、徒歩10分、駐車料金は同一 |
アクセス | JR日光駅・東武日光駅より東武バス中禅寺温泉行き乗車約45分、「中禅寺温泉」バス停下車徒歩約5分 |
滞在時間 | 所要時間はエレベーターで下まで降りて、30分〜40分が目安です。 |
備考 | ※入場受付時間は、運行終了時間20分前まで。天候等の都合により告知なく休止・運休となる場合あり。 |
駐車場
駐車場は華厳第一駐車場・華厳第二駐車場から徒歩約2分で華厳の滝が見えますので、おすすめです。
但し、シーズン時には混雑が予想され満車の場合、湖畔第一駐車場、湖畔第二駐車場、立木駐車場などから徒歩で10分前後です。
華厳の滝の場所地図
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華厳の滝への行き方
車、路線バスでの華厳の滝への行き方を紹介します。
車で華厳の滝へアクセス
華厳の滝へ車で行くのが最も便利です。
日光市街からいろは坂を登り中禅寺湖を目指します。
日光駅から華厳の滝までは約20km、混雑がない想定で32分です。
華厳第一駐車場と華厳第二駐車場が最も近い駐車場で便利です。
もしもシーズンで混んでいたら少し遠くなりますが、湖畔第一駐車場と湖畔第2駐車場を利用して下さい。
いろは坂の渋滞などの情報はこちらを参照ください。(内部リンク)

JR日光駅・東武日光駅からレンタカー利用で華厳の滝へアクセス
JR日光駅・東武日光駅付近にレンタカー屋さんがあります。
- 東武日光駅宿舎内に日本レンタカー
- 少し南に日産レンタカー
- (国道119号線に出るとニコニコレンタカー)
- 国道119号線を渡るとトヨタレンタカー
10時から18時まで借りてお店に返すプランでは、基本料金約6000円〜で、保険料約2000円〜なので、合計約8000円〜になります。
これ以外に燃料代と有料駐車場の料金は増えますが、中禅寺までの東武バスのフリーパス料金と比較すると3人利用でも高くないかもしれません。
運転手は必要ですが、利便性が格段にアップします。
レンタカーをまとめて比較、予約するならエアトリが便利です。
↓↓↓
レンタカーの出発日時・返却日時 を入力
駅・沿線を選択して 栃木県・日光線・日光駅 を選択すると対象の車両と基本料金が出てきます。
JR日光駅から路線バスでの華厳の滝へのアクセス
華厳の滝への交通手段の一つには、JR日光駅より路線バスがあります。
日光駅(JR)東武バスの停留所より中禅寺温泉行き又は湯元温泉行きに乗車し約45分です。
「中禅寺温泉」バス停で下車し徒歩約5分の場所に華厳の滝があります。
(2023年3月に「華厳の滝入口」停留所は廃止されています。)
日光駅からのバスの運行頻度は、行きの華厳の滝行きは6時〜18時まで1時間に2本程度です。料金は片道1,250円です。
帰りの日光駅行きは、7時から20時まで1時間に1〜4本です。最終は20時02分です。
※JR日光駅のすぐ近くに東武日光駅があります。
日光駅(JR)東武バスの停留所を出発した東武バスは次に東武日光駅停留所に立ち寄り、華厳の滝(中禅寺温泉)方面に進みます。
中禅寺温泉〔東武バス〕の路線バス時刻表
東武日光駅発時刻表 平日も土日も同時刻(2024年9月時点)
・JR日光駅が始発で東武日光駅の3分前に発車しています。
中禅寺温泉発時刻表 平日も土日も同時刻(2024年9月時点)
東武日光駅発時刻表 | 中禅寺温泉発時刻表 | ||
時 | 中禅寺温泉方面行き | 湯元温泉行き | JR日光駅行き |
6 | 09 湯元温泉行 30 中禅寺温泉行 55 湯元温泉行 |
59 湯元温泉行 | |
7 | 53 湯元温泉行 | 45 湯元温泉行 | 25 日光駅行 |
8 | 35 中禅寺温泉行 45 湯元温泉行 |
43 湯元温泉行 | 05 日光駅行 |
9 | 05 湯元温泉行 35 中禅寺温泉行 45 湯元温泉行 55 中禅寺温泉行 |
35 湯元温泉行 55 湯元温泉行 |
05 日光駅行 30 日光駅行 |
10 | 05 湯元温泉行 35 中禅寺温泉行 43 湯元温泉行 |
35 湯元温泉行 55 湯元温泉行 |
00 日光駅行 30 日光駅行 50 日光駅行 |
11 | 05 中禅寺温泉行 10 湯元温泉行 35 中禅寺温泉行 40 湯元温泉行 |
33 湯元温泉行 | 00 日光駅行 20 日光駅行 30 日光駅行 |
12 | 07 中禅寺温泉行 15 湯元温泉行 45 湯元温泉行 |
00 湯元温泉行 30 湯元温泉行 |
00 日光駅行 10 日光駅行 40 日光駅行 55 日光駅行 |
13 | 13 湯元温泉行 30 中禅寺温泉行 35 湯元温泉行 |
05 湯元温泉行 35 湯元温泉行 |
15 日光駅行 35 日光駅行 55 日光駅行 |
14 | 13 湯元温泉行 33 湯元温泉行 |
03 湯元温泉行 25 湯元温泉行 |
10 日光駅行 30 日光駅行 45 日光駅行 |
15 | 13 湯元温泉行 38 湯元温泉行 |
03 湯元温泉行 23 湯元温泉行 |
00 日光駅行 30 日光駅行 50 日光駅行 |
16 | 05 中禅寺温泉行 28 湯元温泉行 |
03 湯元温泉行 28 湯元温泉行 |
28 日光駅行 35 日光駅行 |
17 | 05 湯元温泉行 25 中禅寺温泉行 |
18 湯元温泉行 55 湯元温泉行 |
00 日光駅行 20 日光駅行 47 日光駅行 |
18 | 05 湯元温泉行 | 55 湯元温泉行 | 15 日光駅行 27 日光駅行 |
19 | 04 日光駅行 | ||
20 | 02 日光駅行 |
中禅寺温泉フリーパス
東武バスの中禅寺温泉フリーパスは、JR日光駅から中禅寺温泉までの間の区間で2日間、何回でも途中下車が可能です。
路線バスより少しお得です。
大人2,300円 子供1,150円
湯元温泉フリーパス
東武バスの湯元温泉フリーパスは、JR日光駅から中禅寺温泉の先の湯本温泉までの間の区間で2日間、何回でも途中下車が可能です。
中禅寺温泉で途中下車して華厳の滝などを見て、湯本温泉に宿泊するのに便利です。
日光駅ー湯本温泉の片道料金は1,950円ですので、こちらもお得です。
大人3,500円 子供1,750円
日光駅からタクシーでの華厳の滝へのアクセス
華厳の滝へのアクセスにはタクシーも利用可能です。
日光交通の情報では、東武日光駅からの日光有料道路経由の直行タクシー料金は、
中禅寺湖(華厳の滝)まで
タクシー料金(片道)
約9,000円(4名乗車時は、 ひとり約2,250円)
参考までに他の方法は、以下の料金ですので、料金だけを比較すると安いとは言えません。
なお、渋滞等で時間がかかる場合、更に料金がかかってしまう場合があります。
バス運賃(片道)
東武日光~中禅寺温泉 大人1,250円/人
フリーパス2日間(往復)
JR日光駅から中禅寺温泉 大人2,300円/人
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華厳の滝の歴史
この滝の発見者は「勝道上人」と伝えられており、滝の名前は仏教経典の1つである「華厳経」から名づけられたとの事です。
「華厳の滝」の周辺には、「阿含滝」、「方等滝」、「般若滝」、「涅槃滝」もあり、天台宗の五時八教の教判の五時より命名された様です。
華厳の滝は、男体山の噴火によってせき止められた中禅寺湖から流れる、唯一の地表流出口で大谷川に存在し、利根川水系大谷川水流に分類されています。
華厳の滝は「華厳ノ滝」、「華厳滝」などとも記載される事があります。
華厳の滝は『日本三名瀑』(にほんさんめいばく)のひとつです。
霧降の滝や裏見滝と合わせて『日光三名瀑』(にっこうさんめいばく)とも呼ばれます。
湯滝や竜頭の滝と合わせて『奥日光三名瀑』(おくにっこうさんめいばく)とも呼ばれます。
日光・奥日光の三名瀑を合わせて『日光五名瀑』(にっこうごめいばく)とも呼ばれます。
滝から落ちる水の量は毎秒、平均3トン程度(実際は、0.3トン以下〜55トン)で、大尻川で水量を操作し下流の水力発電所の水量を調整しています。
滝の下流部には華厳滝が歴史と共に形成した華厳渓谷が続いており、崩れやすい男体山の噴出物を浸食しながら現在の位置まで上流へ移動しています。
一説では、太古の華厳の滝は800mほど下流だったとのことです。
1935年(昭和10年) 岩盤が落下し滝壺間近にあった茶屋に直撃する事故
1986年(昭和61年) 滝口の一部が崩落のため、危険な崩落の進行を防止する補強工事実施。(観光に配慮し外から見えない)
華厳の滝の周辺の施設
華厳の滝の周辺の施設を紹介します。
華厳滝エレベーター
100メートル下に移動するエレベーターはこの施設の中です。
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エレベーター内では下の様な映像ガイドがされています。
英語での案内も表示されています。
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1分ほど降下してエレベーターが開きましたら地下道を進みます。
このスロープの後は階段になります。
100メートル下からの華厳の滝です。
観瀑台(展望台)からは、滝を見上げる感じになり、観瀑台は滝壺の高さと同じくらいの高さになります。
100メートル下にもお土産屋があります。
観瀑記念写真、華厳の滝オリジナル記念メダルはここでしか買えないかもです。
(記念写真は休業中でした。)
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エレベーターで地上に戻りました。
華厳の滝エレベーターと同じエリアに色々な施設があります。
![]() 華厳カフェ |
![]() 華厳神社 |
![]() 華厳の滝 つみっこ |
![]() 休業中のお店 |
![]() だんごや |
![]() (株)菱屋 第二瀧見茶屋 |
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美味しい食事処
華厳の滝から歩いて10分程度ですが、『手づくりの味 タロー』で昼食をいただきました。
美味しくてコスパが良く、特に若者におすすめです。
結構大盛りで、味噌汁もとても美味しかった。

人気No.1豚肉の生姜焼き丼

ゆばとキノコのクリームスープパスタ
『手づくりの味 タロー』の場所などの詳細は、別記事(内部リンク)を参照ください。

G7記念モニュメント
少し離れた大鳥居の近くにG7の記念モニュメントが設置されていました。
2023年、G7男女共同参画・女性活躍担当大臣会合は中禅寺のザ・リッツ・カールトン日光で行われました。
![]() G7モニュメント |
![]() 大鳥居 |
付近の他の滝
近くに竜頭の滝、湯滝があります。気になる方は参照ください(内部リンクです)。


おすすめの宿泊施設
ゆとりろ日光
中禅寺湖畔に在り華厳の滝まで1km少し歩いて見に行けます。
露天風呂と美食が自慢のホテルです。

華厳の滝の現在の紅葉状況
2024年の華厳の滝の紅葉は10月24日が見頃と予想されています。
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【2024年最新】日光のおすすめ紅葉名所20選!見頃やライトアップ情報も
華厳の滝のイラスト
華厳の滝のイラストをオリジナル写真、フリー画像を元に加工して作ってみました。

華厳の滝 夏

華厳の滝 紅葉

華厳の滝 春

華厳の滝エレベータ乗り場

華厳の滝

華厳の滝
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