日光市の憾満ヶ淵(かんまんがふち)には、神秘的な雰囲気を漂わせる「並び地蔵」、通称「化け地蔵」が存在します。
この地蔵群は、慈眼大師天海の弟子たちによって彫られたもので、かつては約100体が並んでいましたが、1902年の大洪水により多くが流失し、現在は約70体が残っています。
訪れる人々は、数えるたびに異なる数の地蔵を目にすることから、いつしか「化け地蔵」と呼ばれるようになりました。
静寂の中にずらりと並ぶ地蔵たちは、訪れる者に不思議な体験をもたらし、その神秘的な魅力に引き込まれていきます。
並び地蔵【化け地蔵】日光憾満ヶ淵
並び地蔵【化け地蔵】日光憾満ヶ淵 は栃木県日光市の大谷川の神橋より少し上流の方にあります。
並び地蔵(化け地蔵)の案内板
並び地蔵(化け地蔵) |
ならびじぞう |
日光山輪王寺 【世界遺産】 |
慈眼大師天海の弟子約100名が『過古万霊、自己菩提』のために寄進したもので、列座の奥には親地蔵が置かれていました。霊庇閣に一番近い、やや大きめの石地蔵は『カンマン』の梵字を書いた山順僧正が奉納したものです。 明治35年(1902)9月の大洪水で、親地蔵と他の地蔵のいくつかが流されてしまいました。参詣者がこの地蔵の数を数えてみると、そのつど数が違うということから、いつしか『化け地蔵』とも呼ばれるようになりました。 |
地蔵の数が違う理由
大洪水で残る地蔵もダメージを受け、それ以外にも、自然のあるいは人為的な要因で並び地蔵は多かれ少なかれダメージを受けています。
神霊的(心霊的)な何かがあるのであれば、話は別で私の想像を超えてしまいますが、私には全く霊感がないので、物理的に考察すると以下の条件で数が変わってしまうのでは?と思います。
カウント対象の地蔵の状態が様々
地蔵は完全な姿を残しているものと、姿はないが赤い頭巾(?)と前掛け(?)のみ置いてあるものもある。
さらには一部が無くなり、部分的な姿を残すものもある。
数が違う理由は、カウントする人、カウントのタイミングでそれぞれの地蔵をカウントするかしないか?の判断に差が出てしまうので、数が違ってしまう。
他の記事を参考にしたところ地蔵の数は約70体との記載がありました。約70体とカウントした方の判断は地蔵の姿が殆ど残っているものをカウントした結果と思われます。
そのカウントの基準もその方の基準でカウントしたものと思われます。
物理的に隠れる
一方向から安易に数をカウントすると、物理的に背後に隠れてしまうものがありカウント出来ないことがある。
上流向と下流向でも隠れ方に差があり数が違ってしまう。
ましてや初めてカウントするなら尚更です。
従って、参詣者がこの地蔵を数えてみると、そのつど数が違ってしまう。
個人の能力
個人能力の低い私は、最初の上流側の上流向で本来49体のところを51体とカウントしています。
途中で数字飛ばしているのですよね^^;
参詣者は、真剣にメモをとりながらカウントはしてないと思われますので、そのつど数が違ってしまうことになる。
並び地蔵の数
並び地蔵の数は正式な数は解りませんでしたが、私達三人がざっと、真剣に数えた数を参考にお知らせします。^^;
久しぶりに歩きながら50まで数をカウントしました。
上流側
先ず、階段を降りてきて中央付近から上流方向に地蔵の数をカウント開始です。
上流向は左側の地蔵をカウントします。
上流側の下流向はこんな感じで右側をカウントしながら開始します。
上流側のカウント結果
階段下中央から | 私 | 妻 | 娘 |
上流向1回目 | 51 | 48 | 49 |
下流向 | 48 | 49 | 49 |
上流向2回目 | 49 | 49 | |
下流向 | 49 | 49 |
私は2往復して、階段下に戻っています。^^/
下流側
次に、階段を降りてきて中央付近から下流方向に地蔵の数をカウントします。
下流側の下流向はこんな感じで右側の地蔵をカウントします。
下流側の上流向は、こんな感じで左側の地蔵をカウントします。
階段下中央から | 私 | 妻 | 娘 |
下流向1回目 | 47 | 47 | 47 |
上流向 | 46 | 46 | 46 |
下流向2回目 | 47 | ||
上流向 | 47 |
ということで、合計の数は、96でしょうか?
なお、今回は地蔵の数ではなく、赤い頭巾(?)と前掛け(?)の数をカウントしています。
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並び地蔵(化け地蔵)の場所
並び地蔵近くの駐車場(駐車スペース)
並び地蔵(化け地蔵)のマークは上の地図のほぼ中央にあります。
神橋からの距離は1.2キロメートルくらいですね。
東照宮周辺の並び地蔵(化け地蔵)付近の駐車場
並び地蔵(化け地蔵)は東照宮からは少し離れており、街の駐車場からは少し遠くなります。
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2番目に近い駐車スペース
下の地図は日光東照宮から南西に移動し大谷川を越えた場所です。
並び地蔵(化け地蔵)は地図の左下です。
並び地蔵(化け地蔵)の入り口(?)に含満の茶屋と含満公園があり、ここに駐車スペースがありました。(私が行った時は工事中で何台停めれるか確認できませんでしたが工事中でも5台くらいは停めれる感じでした。)
本来、並び地蔵と憾満ヶ淵を訪れる方は、ここに駐車します。
空いてたらラッキーです。迷わず駐車しましょう。
含満の茶屋は口コミ4.6と高評価です。そばだんごが好評です。
最も近い駐車スペース
下の地図の中央部分に並び地蔵(化け地蔵)のマークがあり随分拡大をしています。
並び地蔵(化け地蔵)のマークがついている場所の少し南に無料駐車スペース(4台程度が駐車可能)があります。空いていたらラッキーです。
但し、この駐車スペースがある道路は道幅が大変狭く、すれ違いが出来ないくらいです。
すれ違いをする場合は場所を選んで停止する必要がありますので、注意してください。
駐車スペースから階段を降りると、左右に並び地蔵が並んでいます。
下の写真が最も近い駐車スペースです。
写真の手前右側に下(並び地蔵(化け地蔵))へ降りる階段があります。
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周辺のおすすめスポット・施設
並び地蔵(化け地蔵)の近くのスポット・施設を紹介します。
憾満ヶ淵【かんまんがふち】
並び地蔵(化け地蔵)の案内板と憾満ヶ淵の案内板は並んで立っています。
気になる方はサイト内の別記事を参照ください。
慈雲寺(じうんじ)
憾満ヶ淵の慈雲寺は晃海大僧正が建立した仏教寺院で、輪王寺の1院です。
気になる方はサイト内の別記事を参照ください。
含満の茶屋(かんまんの茶屋)
含満の茶屋は口コミ4.6と高評価です。そばだんごが特に好評です。
今回は営業時間外でした。残念!!
住所 | 日光市匠町8-33 |
---|---|
TEL | 0288-54-0713 |
営業時間 | 通常 11:30~16:00 土曜日 16:00~20:30 日曜日 16:00~20:30 ※土・日は予約制 |
定休日 | 不定休 |
席数 | かんまんの茶屋/20席(テラス席はペット可) |
お子さま | ファミリー、 子供歓迎 |
駐車場 | 近くに有り |
H/P | PCホームページ |
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日光憾満ヶ淵の紅葉状況
2024年の日光憾満ヶ淵の紅葉の見ごろは、例年通り11月5日ごろと予想されています。
日光憾満ヶ淵の最新の紅葉状況はこちら