奥日光に秋の訪れを告げる「草紅葉(くさもみじ)」。
戦場ヶ原や小田代原では、木々の紅葉よりひと足早く湿原の草木が黄色やオレンジ、赤褐色へと色づき、秋ならではの景色が広がります。
「2026年の草紅葉はいつが見頃?」
「戦場ヶ原と小田代原ならどちらがおすすめ?」
「車はどこに停めればいい?」
「小田代原まで低公害バスで行けるの?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
2026年9月13日時点では、小田代原の草紅葉はすでに少しずつ色づき始めており、日光市観光協会では9月下旬を見頃予測としています。
この記事では、戦場ヶ原・小田代原の草紅葉について、2026年の見頃や現在の色づき状況、駐車場、低公害バスの料金・時刻表、草紅葉を楽しむおすすめコースまで詳しく紹介します。
これから奥日光へ紅葉を見に行く予定の方は、ぜひ参考にしてください。
戦場ヶ原・小田代原の草紅葉2026はいつが見頃?
戦場ヶ原・小田代原の草紅葉は、奥日光の本格的な紅葉シーズンよりも少し早く始まります。
特に小田代原は草紅葉の美しさで知られており、2026年も9月中旬から徐々に秋らしい景色へと変化しています。
草紅葉の例年の見頃は9月下旬~10月上旬
戦場ヶ原・小田代原で草紅葉を楽しむなら、9月下旬~10月上旬ごろをひとつの目安にするとよいでしょう。
日光市観光協会では、奥日光の長い紅葉シーズンは、例年9月下旬ごろから色づく戦場ヶ原・小田代原の草紅葉から始まると紹介しています。
一般的な紅葉はカエデやモミジなどの木の葉が赤や黄色に変わるものですが、草紅葉は湿原に生えている草本植物が秋になって色づく現象です。
戦場ヶ原では広大な湿原が黄色や赤褐色に染まり、周囲の山々と一緒に雄大な秋景色を楽しめます。
一方、小田代原では草の種類によって色づく時期や色合いが異なるため、黄色やオレンジ、赤褐色が重なったような美しいグラデーションが見られるのが特徴です。
2026年の草紅葉はすでに色づき始めている
2026年の小田代原では、9月に入ってから草紅葉が徐々に進んでいます。
日光自然博物館が9月13日に確認した小田代原では、湿原内のイネ科植物などが群落ごとに色づき、秋らしい景色が目立つようになってきました。
また、日光市観光協会が9月13日に更新した紅葉情報でも、
小田代原の草紅葉:色づき始め
見頃予測:9月下旬
と案内されています。
そのため、2026年は9月下旬に向けて草紅葉がさらに進んでいく可能性が高いと考えられます。
ただし、草紅葉の進み方は気温や天候によって変化します。
旅行日が決まっている方は、出発前に「日光旅ナビ」や「日光自然博物館」の最新紅葉情報を確認しておくと安心です。
※この記事でも2026年の色づき状況が更新され次第、随時追記していきます。
草紅葉のあとには木々の紅葉やカラマツの黄葉も楽しめる
戦場ヶ原・小田代原の秋は、草紅葉だけで終わりではありません。
奥日光では標高や植物の種類によって紅葉する時期が異なるため、9月下旬から10月下旬にかけて景色が少しずつ変化していきます。
おおよその目安は次のとおりです。
| 時期 | 主な見どころ |
|---|---|
| 9月下旬~10月上旬 | 戦場ヶ原・小田代原の草紅葉 |
| 10月中旬~下旬 | 戦場ヶ原・小田代原周辺の木々の紅葉 |
| 10月下旬ごろ | カラマツの黄葉 |
特に小田代原では、草紅葉だけでなく「小田代原の貴婦人」と呼ばれる一本のシラカンバと秋景色の組み合わせも見どころです。
さらに季節が進むと、周囲のカラマツが黄金色に染まり、草紅葉の時期とはまた違った景色を楽しめます。
つまり、奥日光では草紅葉から木々の紅葉、そしてカラマツの黄葉へと続く「紅葉リレー」を楽しめるということです。
草紅葉を目的に訪れるなら9月下旬~10月上旬、木々の紅葉まで楽しみたいなら10月中旬以降も候補にするとよいでしょう。
戦場ヶ原と小田代原の草紅葉はどっちがおすすめ?

戦場ヶ原と小田代原はどちらも奥日光を代表する湿原ですが、草紅葉の楽しみ方には少し違いがあります。
「どちらに行けばいいの?」と迷っている方は、まず次の違いを参考にしてください。
| 比較 | 戦場ヶ原 | 小田代原 |
|---|---|---|
| 草紅葉 | 広大な湿原の景色を楽しめる | 色彩豊かな草紅葉を楽しめる |
| 特徴 | 湿原と周囲の山々の開放的な景色 | 「貴婦人」と呼ばれるシラカンバが有名 |
| アクセス | 赤沼や三本松などから徒歩 | 赤沼から徒歩または低公害バス |
| 手軽さ | 三本松の展望台なら短時間でも見学可能 | 低公害バスを使えば行きやすい |
| おすすめ | 雄大な景色を楽しみたい方 | 草紅葉をじっくり楽しみたい方 |
どちらか一方だけを見るのもよいですが、時間に余裕があれば戦場ヶ原と小田代原を組み合わせて楽しむのがおすすめです。
戦場ヶ原|広大な湿原と山々を楽しめる
戦場ヶ原の魅力は、なんといっても広大な湿原です。
約400ヘクタールに及ぶ湿原が広がり、秋になると湿原の草木が黄色や赤褐色へと変化していきます。
周囲には男体山など奥日光らしい山々が広がっているため、草紅葉だけを見るというより、湿原と山々を含めた雄大な景色を楽しめるのが戦場ヶ原の魅力です。
また、戦場ヶ原には自然研究路が整備されています。
木道を歩きながら草紅葉を眺めることができるので、時間に余裕がある方はハイキングを兼ねて楽しむのもよいでしょう。
一方、
「長時間歩くのは大変」
「ドライブの途中で草紅葉を見たい」
という方なら、三本松園地近くの戦場ヶ原展望台を利用する方法もあります。
三本松駐車場に車を停め、国道120号を渡った先にある展望台から戦場ヶ原を眺めることができます。
本格的にハイキングをしなくても戦場ヶ原の景色を楽しめるため、短時間の観光にも向いています。
小田代原|草紅葉と「貴婦人」の景色が見どころ
草紅葉そのものを目的に奥日光を訪れるなら、小田代原もぜひ見ておきたい場所です。
小田代原は周囲約2kmほどの草原で、秋になると湿原の植物が黄色やオレンジ、赤褐色へと変化します。
植物によって色づき方が異なるため、場所によってさまざまな色が重なり合い、戦場ヶ原とは少し違った草紅葉の景色を楽しめます。
そして、小田代原を代表する存在が**「小田代原の貴婦人」**です。
草原の中に一本だけ立つシラカンバで、その姿から「貴婦人」の愛称で親しまれています。
草紅葉の時期には、色づいた草原の向こうに白い幹のシラカンバが立つ、小田代原らしい秋景色を見ることができます。
写真撮影を楽しみたい方にも人気の場所です。
ただし、小田代原まで一般車で直接行くことはできません。
赤沼から徒歩で向かうか、赤沼自然情報センターから運行されている低公害バスを利用します。
徒歩の場合は赤沼から約35分、低公害バスなら小田代原まで約12分です。
そのため、
「歩く距離を少なくして草紅葉を見たい」
という方でも、低公害バスを利用すれば比較的訪れやすくなっています。
時間があれば戦場ヶ原と小田代原の両方を楽しむ
せっかく奥日光まで草紅葉を見に行くなら、戦場ヶ原と小田代原の両方を楽しむ方法もあります。
この2か所は比較的近く、徒歩と低公害バスを組み合わせることで効率よく回ることができます。
例えば、
赤沼 → 低公害バス → 小田代原 → 徒歩 → 戦場ヶ原周辺 → 赤沼
という回り方です。
行きに低公害バスを利用して小田代原まで移動し、草紅葉を楽しんだあと、帰りは自然研究路などを歩きながら赤沼方面へ戻れば、小田代原と戦場ヶ原周辺の秋景色を一度に楽しめます。
反対に、行きは歩いて小田代原へ向かい、帰りだけ低公害バスを利用する方法もあります。
「できるだけ歩きたい」「歩く距離を少なくしたい」など、体力や滞在時間に合わせて組み合わせられるのも低公害バスの便利なところです。
なお、低公害バスは時期や曜日によって運行時刻が異なるため、ハイキングと組み合わせる場合は、あらかじめ帰りの時刻を確認しておきましょう。
このあと、赤沼駐車場や三本松駐車場の場所・料金、草紅葉シーズンの混雑について詳しく紹介します。
戦場ヶ原・小田代原の草紅葉を見るための駐車場
戦場ヶ原・小田代原へ車で草紅葉を見に行く場合は、目的地によって利用しやすい駐車場が異なります。
特に小田代原へ一般車で直接入ることはできないため、低公害バスを利用する場合は赤沼駐車場を利用するのが便利です。
一方、戦場ヶ原を短時間で見たい場合は、三本松駐車場という選択肢もあります。
| 駐車場 | 料金 | おすすめの利用方法 |
|---|---|---|
| 赤沼駐車場 | 普通車1回500円 | 小田代原・低公害バス・ハイキング |
| 三本松駐車場 | 無料 | 戦場ヶ原を短時間で見たい場合 |
それぞれ詳しく紹介します。
小田代原へ行くなら赤沼駐車場が便利
小田代原の草紅葉を目的に車で訪れるなら、赤沼駐車場が便利です。
2026年の駐車料金は、普通車1回500円です。
赤沼には「赤沼自然情報センター」があり、小田代原・西ノ湖・千手ヶ浜方面へ向かう低公害バスの発着拠点になっています。
そのため、
赤沼駐車場に駐車
↓
赤沼自然情報センターへ
↓
低公害バスに乗車
↓
小田代原で下車
という流れで移動できます。
また、赤沼は戦場ヶ原自然研究路の入口のひとつでもあります。
小田代原だけでなく戦場ヶ原も歩きたい方にとって、観光の拠点として使いやすい駐車場です。
なお、赤沼駐車場では午前4時が駐車料金の日付切替時刻となっています。
午前4時をまたいで駐車すると2日分の駐車料金が必要になるため、早朝から利用する場合は注意してください。
三本松駐車場なら戦場ヶ原を短時間でも楽しめる
「小田代原までは行かず、戦場ヶ原の草紅葉を見たい」
「ハイキングをする時間はないけれど、戦場ヶ原の景色を見てみたい」
という場合は、三本松駐車場が便利です。
三本松駐車場は国道120号沿いにあり、駐車料金は無料です。
普通車約110台、大型車約25台を駐車でき、24時間利用できます。
三本松駐車場の近くには、戦場ヶ原を眺められる展望台があります。
駐車場から国道120号を渡って展望台へ向かえば、本格的なハイキングをしなくても戦場ヶ原の広大な湿原を眺めることができます。
そのため、
小田代原・低公害バスを利用する → 赤沼駐車場
戦場ヶ原を短時間で見る → 三本松駐車場
という使い分けが分かりやすいでしょう。
ただし、三本松から小田代原行きの低公害バスに乗ることはできません。
小田代原へ低公害バスで向かう場合は、赤沼自然情報センターまで移動する必要があります。
草紅葉シーズンの駐車場は混雑に注意
戦場ヶ原・小田代原の草紅葉が見頃を迎える9月下旬から10月にかけては、奥日光を訪れる観光客が増えてきます。
さらに季節が進むと、竜頭ノ滝や中禅寺湖、いろは坂なども紅葉シーズンを迎えるため、奥日光へ向かう道路そのものが混雑することがあります。
日光自然博物館も2026年の低公害バス利用者に対して、駐車場や道路が混雑する場合があるため、公共交通機関の利用を案内しています。
特に土日祝日に車で訪れる場合は、時間に余裕を持った計画を立てておきましょう。
また、赤沼駐車場が混雑しているからといって、三本松駐車場へ車を停めればそのまま低公害バスに乗れるわけではありません。
小田代原へ向かう低公害バスの発着場所は赤沼自然情報センターです。
低公害バスを利用して小田代原へ行く予定なら、駐車場だけでなく**「赤沼発のバスに何時に乗るか」まで決めてから出発する**と行動しやすくなります。
次に、2026年の低公害バスについて、運行ルート・料金・小田代原までの所要時間・時刻表を詳しく紹介します。
小田代原へは低公害バスが便利

小田代原の草紅葉を見に行くなら、赤沼自然情報センターから運行されている「低公害バス」を利用すると便利です。
低公害バスは、一般車の乗り入れが規制されている区間を走り、赤沼車庫から小田代原、西ノ湖入口を経由して千手ヶ浜まで運行しています。
小田代原までは赤沼から徒歩でも行けますが、低公害バスなら約12分。
「草紅葉は見たいけれど、できるだけ歩く距離を少なくしたい」という方にも利用しやすい交通手段です。
低公害バスの運行ルート
低公害バスの主な運行ルートは次のとおりです。
赤沼車庫 → 小田代原 → 西ノ湖入口 → 千手ヶ浜
帰りは反対方向に、
千手ヶ浜 → 西ノ湖入口 → 小田代原 → 赤沼車庫
と運行します。
小田代原の草紅葉を見るだけなら「小田代原」で下車します。
なお、マイカー規制区間ではフリー乗車制となっており、国道を除いて自由に乗り降りすることができます。
赤沼から小田代原までは約12分
赤沼車庫から小田代原までの所要時間は約12分です。
徒歩の場合は赤沼から小田代原まで約35分が目安となるため、低公害バスを利用すれば移動時間と歩く距離をかなり抑えられます。
例えば、
赤沼から低公害バスで小田代原へ
↓
小田代原で草紅葉を散策
↓
低公害バスで赤沼へ戻る
という利用方法なら、長距離のハイキングをしなくても小田代原の草紅葉を楽しめます。
一方、体力に余裕がある方なら、片道だけ低公害バスを利用して、もう片道を歩く方法もおすすめです。
2026年の低公害バス料金
2026年の低公害バス料金は次のとおりです。
| 区分 | 1回の乗車料金 |
|---|---|
| 大人(中学生以上) | 500円 |
| 小児(小学生) | 250円 |
運賃は均一制で、1回乗車するごとに料金が必要です。
そのため、赤沼から小田代原まで低公害バスで行き、帰りも小田代原から赤沼まで利用する場合は、大人1人往復1,000円となります。
運賃は前払いで、乗車時に支払います。
ICカードにも対応しています。
現金で支払う場合は、つり銭が出ないよう小銭を準備しておくと安心です。
2026年の低公害バス時刻表
2026年の低公害バスは、運行日によってAダイヤ・Bダイヤに分かれています。
Aダイヤは本数が多く、BダイヤはAダイヤより運行本数が少なくなります。
草紅葉を見に行く際は、まず訪問日がどちらのダイヤに該当するかを確認してください。
2026年のAダイヤのうち、小田代原観光で利用しやすい主な時刻は次のとおりです。
赤沼車庫 → 小田代原
| 赤沼車庫発 | 小田代原着 |
|---|---|
| 8:10 | 8:22 |
| 8:45 | 8:57 |
| 9:25 | 9:37 |
| 10:05 | 10:17 |
| 10:45 | 10:57 |
| 11:25 | 11:37 |
| 12:05 | 12:17 |
| 12:45 | 12:57 |
| 13:55 | 14:07 |
| 14:35 | 14:47 |
| 15:15 | 15:27 |
| 15:55 | 16:07 |
小田代原 → 赤沼車庫
| 小田代原発 | 赤沼車庫着 |
|---|---|
| 8:57 | 9:10 |
| 9:37 | 9:50 |
| 10:17 | 10:30 |
| 10:57 | 11:10 |
| 11:37 | 11:50 |
| 12:17 | 12:30 |
| 12:57 | 13:10 |
| 13:37 | 13:50 |
| 14:47 | 15:00 |
| 15:27 | 15:40 |
| 16:07 | 16:20 |
| 16:42 | 16:55 |
※上記は2026年Aダイヤから、小田代原利用に必要な時刻を抜粋したものです。
道路状況や天候などによって運行時刻の変更・運休・乗車人数の制限が行われる場合があります。
訪問前には日光自然博物館が公開している最新の時刻表を必ず確認してください。
草紅葉シーズンには早朝便が運行される日もある
2026年は通常のA・Bダイヤとは別に、早朝便が運行される日があります。
草紅葉シーズンでは、
9月26日(土)・27日(日)
10月3日(土)・4日(日)
10月10日(土)・11日(日)・12日(月・祝)
が早朝便の運行日に設定されています。
早朝便の赤沼車庫から小田代原までの時刻は次のとおりです。
| 赤沼車庫発 | 小田代原着 |
|---|---|
| 4:20 | 4:32 |
| 5:30 | 5:42 |
| 6:50 | 7:02 |
小田代原から赤沼方面へ戻る早朝便は次のとおりです。
| 小田代原発 | 赤沼車庫着 |
|---|---|
| 5:07 | 5:20 |
| 6:27 | 6:40 |
| 7:37 | 7:50 |
早朝の小田代原では、天候条件によって朝もやなど、日中とは違った景色に出会えることがあります。
写真撮影を目的に訪れる方には魅力的な時間帯ですが、9月下旬から10月の奥日光は早朝の冷え込みが強くなります。
防寒対策をしっかり準備して訪れましょう。
低公害バスの乗り場は赤沼自然情報センター
低公害バスを利用する場合は、赤沼自然情報センターが拠点になります。
赤沼自然情報センターは戦場ヶ原の玄関口にあり、低公害バスの待合所も兼ねています。
車の場合は赤沼駐車場に駐車して利用できます。
公共交通機関なら、JR日光駅・東武日光駅から東武バス「湯元温泉行き」に乗車し、「赤沼」バス停で下車。バス停から赤沼自然情報センターまでは徒歩約3分です。
館内では戦場ヶ原や小田代原の自然情報も確認できるため、出発前に最新の草紅葉の状況をチェックしてから向かうのもよいでしょう。
なお、低公害バスは最終便を逃すと戻るのが難しくなります。
小田代原を散策する場合は、行きのバスだけでなく、帰りの小田代原発の時刻まで確認してから出発することをおすすめします。
戦場ヶ原・小田代原の草紅葉おすすめコース
戦場ヶ原・小田代原の草紅葉は、低公害バスと徒歩を組み合わせることで、体力や滞在時間に合わせて楽しめます。
「できるだけ歩きたくない」という方から、「せっかくなので奥日光をしっかり歩きたい」という方まで、おすすめの回り方を3つ紹介します。
| コース | 歩く量 | おすすめの方 |
|---|---|---|
| 赤沼~小田代原をバスで往復 | 少ない | 草紅葉を手軽に見たい方 |
| バス+徒歩で小田代原・戦場ヶ原 | 普通 | 両方の草紅葉を楽しみたい方 |
| 湯滝~戦場ヶ原~赤沼 | 多い | 奥日光をしっかり歩きたい方 |
短時間コース|赤沼から小田代原を低公害バスで往復
歩く距離をできるだけ少なくしたい方は、赤沼から低公害バスで小田代原を往復する方法が便利です。
流れはシンプルです。
赤沼駐車場
↓
赤沼自然情報センター
↓
低公害バスで約12分
↓
小田代原
↓
草紅葉を散策
↓
低公害バス
↓
赤沼
低公害バスを利用すれば、赤沼から小田代原まで約12分で到着します。
小田代原でバスを降りると展望台があり、草紅葉が広がる草原や「小田代原の貴婦人」と呼ばれるシラカンバを見ることができます。
本格的なハイキングをしなくても小田代原らしい景色を楽しめるため、
「奥日光ドライブの途中に草紅葉を見たい」
「小さな子どもや高齢の家族と一緒なので長距離は歩きたくない」
という場合にも選びやすいコースです。
ただし、帰りの低公害バスまで時間が空く場合があります。
小田代原に到着したら、最初に帰りのバス時刻を確認しておきましょう。
おすすめコース|低公害バスと徒歩で小田代原・戦場ヶ原を楽しむ
時間と体力に余裕があるなら、低公害バスと徒歩を組み合わせて小田代原と戦場ヶ原の両方を楽しむ方法がおすすめです。
例えば、
赤沼
↓
低公害バス
↓
小田代原
↓
徒歩
↓
泉門池周辺
↓
戦場ヶ原自然研究路
↓
赤沼
という回り方ができます。
最初に低公害バスで小田代原まで移動するため、行きの体力を温存できるのがポイントです。
小田代原の草紅葉を楽しんだあと、徒歩で戦場ヶ原方面へ移動すれば、同じ「草紅葉」でも異なる湿原の景色を楽しめます。
小田代原では色彩豊かな草紅葉や「貴婦人」を、戦場ヶ原では広大な湿原と周囲の山々を眺められるのが魅力です。

反対に、
赤沼から歩いて小田代原へ行き、帰りだけ低公害バスを利用する
という方法もあります。
歩く距離や体力、当日の天候に合わせて低公害バスを片道だけ利用できるのも便利です。
ただし、ハイキングコースでは写真撮影や休憩などで予定より時間がかかることがあります。
低公害バスを帰りに利用する場合は、最終便ギリギリにならないよう余裕を持った計画を立ててください。
しっかり歩くコース|湯滝から戦場ヶ原をハイキング
奥日光の自然をしっかり楽しみたい方には、湯滝方面から戦場ヶ原を歩いて赤沼へ向かうコースがあります。
代表的な流れは、
湯滝
↓
小滝
↓
泉門池
↓
青木橋
↓
戦場ヶ原自然研究路
↓
赤沼
です。
湯滝から赤沼までの参考コースタイムは約1時間45分ですが、これはあくまで歩行時間の目安です。ただし、草紅葉を眺めたり、写真を撮ったり、休憩したりする時間を含めると、2時間半~3時間程度を見込んでおくと余裕を持って楽しめます。
このコースの魅力は、湯滝から森の中を歩き、戦場ヶ原の広大な湿原へと景色が変化していくところです。
草紅葉だけでなく、奥日光の自然そのものを楽しみたい方に向いています。
なお、スタート地点とゴール地点が異なるため、車の場合は駐車場所と帰りの移動方法をあらかじめ考えておく必要があります。
東武バスなどの公共交通機関を組み合わせると、同じ道を往復せずに歩くこともできます。
短時間なら三本松の展望台を見る方法も
「ハイキングをする時間がない」
という方は、三本松駐車場から戦場ヶ原展望台へ向かう方法もあります。
三本松駐車場に車を停め、国道120号を渡ったところにある展望台から戦場ヶ原を眺められます。
木道を長時間歩くコースではありませんので、奥日光ドライブの途中に立ち寄りやすいのがメリットです。
ただし、展望台から眺める景色と、実際に戦場ヶ原自然研究路を歩いて見る草紅葉では楽しみ方が異なります。
時間に余裕があるなら自然研究路を歩き、短時間なら三本松の展望台というように使い分けるとよいでしょう。
草紅葉を目的に初めて訪れるなら、小田代原まで低公害バスで移動し、体力に合わせて戦場ヶ原方面を歩くコースが、両方の景色を楽しみやすい回り方です。
2026年は小田代原「草紅葉」ガイドウォークも開催
「草紅葉を眺めるだけでなく、小田代原の自然について詳しく知りたい」という方は、日光自然博物館が開催する小田代原「草紅葉」ガイドウォークに参加する方法もあります。
自然解説員と一緒に小田代原を歩きながら、色づいた植物や秋の自然を観察できるイベントです。
2026年は9月から10月にかけて開催されます。
2026年の開催日は9月20日・26日、10月3日・10日
2026年の小田代原「草紅葉」ガイドウォークの開催日は次のとおりです。
| 開催日 | 曜日 |
|---|---|
| 9月20日 | 日曜日 |
| 9月26日 | 土曜日 |
| 10月3日 | 土曜日 |
| 10月10日 | 土曜日 |
9月20日以降に参加を検討する場合は、9月26日・10月3日・10月10日が候補になります。
草紅葉は短期間で色合いが変化していくため、開催日によって小田代原の景色が少しずつ違って見えるのも楽しみのひとつです。
午前・午後の1日2回開催
ガイドウォークは午前と午後の1日2回開催されます。
所要時間はそれぞれ約1時間です。
午前の部
9:40~10:40
赤沼を9:25に出発する低公害バスを利用し、小田代原へ9:37に到着。
ガイドウォーク終了後は、小田代原10:57発の低公害バスを利用すると、赤沼へ11:10に戻ることができます。
午後の部
14:10~15:10
赤沼を13:55に出発する低公害バスを利用し、小田代原へ14:07に到着。
終了後は小田代原15:27発の低公害バスを利用すると、赤沼へ15:40に戻れます。
低公害バスの到着時間に合わせてガイドウォークが設定されているため、小田代原へ初めて行く方でも参加しやすいスケジュールです。
参加料金は1人1,000円
参加料金は、
1人1,000円
です。
ただし、この料金に低公害バスの運賃は含まれていません。
赤沼から小田代原まで低公害バスを往復利用する場合は、
ガイドウォーク参加料:1,000円
低公害バス:大人片道500円×2回=1,000円
となるため、大人1人あたり合計2,000円が目安になります。
なお、赤沼駐車場を車で利用する場合は、別途駐車料金も必要です。
定員があるため事前に確認しておこう
ガイドウォークは各回定員が設定されています。
参加したい日が決まっている場合は、事前に日光自然博物館の公式サイトで空き状況や最新の開催情報を確認しておきましょう。
当日は開始時刻までに小田代原バス停前へ集合します。
また、雨天時でも開催予定ですが、荒天の場合は中止になることがあります。
奥日光は9月下旬から10月になると気温がかなり下がる日もあります。
参加する場合は、
・歩きやすい靴
・防寒着
・雨具
・飲み物
などを準備しておくと安心です。
自然解説員の話を聞きながら歩くことで、「きれいな草紅葉を見る」だけでは気づきにくい植物の種類や色づき方の違いを知ることができます。
小田代原の草紅葉をじっくり楽しみたい方は、2026年ならではの楽しみ方として検討してみてはいかがでしょうか。
草紅葉を見に行くときの服装と注意点
戦場ヶ原・小田代原の草紅葉が見頃を迎える9月下旬から10月は、奥日光では秋がかなり深まる時期です。
日中は歩いていると過ごしやすく感じる日でも、朝晩や天候の悪い日は気温が大きく下がることがあります。
特に早朝便の低公害バスを利用する方は、防寒対策をしっかり準備しておきましょう。
奥日光は市街地より気温が低い
戦場ヶ原は標高約1,400mに位置しています。
標高が高いため、日光市街地や関東平野部と同じ感覚の服装で訪れると、想像以上に寒く感じることがあります。
日光自然博物館も秋の自然体験イベントでは、時期によって平地より10℃近く低くなることがあるとして、防寒具の準備を案内しています。
特に注意したいのが早朝です。
2026年の低公害バスには、草紅葉シーズンの一部の日に赤沼を4時台・5時台・6時台に出発する早朝便があります。
この時間帯に小田代原へ向かう場合は、日中の服装だけでは寒く感じる可能性があります。
薄手の上着だけでなく、重ね着できるフリースや防風性のあるアウターなどを準備しておくと安心です。
歩くならスニーカーやトレッキングシューズがおすすめ
三本松の展望台から戦場ヶ原を眺めるだけなら本格的な登山装備までは必要ありませんが、戦場ヶ原自然研究路や小田代原周辺を歩く場合は、歩きやすい靴を選びましょう。
おすすめは、
・履き慣れたスニーカー
・ウォーキングシューズ
・トレッキングシューズ
などです。
戦場ヶ原には木道が整備されていますが、雨が降ったあとなどは濡れて滑りやすくなることがあります。
また、自然研究路には土の道などもあります。
草紅葉を見るために長時間歩く予定なら、靴底が滑りにくく、歩きやすい靴のほうが安心です。
雨具と防寒着を持っていこう
奥日光は山間部のため、天候が変化することがあります。
出発時に晴れていても、途中で雨が降る可能性を考えて雨具を持っておきましょう。
ハイキングをする場合は、傘よりも両手を使えるレインウェアが便利です。
また、
・防寒着
・雨具
・帽子
・飲み物
・タオル
なども準備しておくと安心です。
特に小田代原や戦場ヶ原を長時間歩く場合は、途中で簡単に買い物ができるとは限りません。
飲み物などは赤沼や三本松などで事前に準備してから歩き始めるとよいでしょう。
奥日光では雨具が防寒着代わりにも
戦場ヶ原・小田代原を歩くなら、上下セパレートタイプのレインウェアが便利です。突然の雨に対応できるだけでなく、風が冷たいときには防風用の上着としても使えます。
さらに冷え込みが予想される日は、コンパクトに収納できる薄手のウインドブレーカーやフリースを1枚持っておくと安心です。
木道から外れず自然を守って楽しもう
戦場ヶ原や小田代原は貴重な自然環境が残されている場所です。
草紅葉がきれいだからといって湿原の中へ入ったり、写真を撮るために木道から外れたりしないようにしましょう。
決められた歩道や木道から景色を楽しむことが基本です。
また、混雑しているときに木道の上で長時間立ち止まって撮影すると、後ろを歩く人の通行を妨げる場合があります。
周囲の状況を確認しながら草紅葉を楽しみましょう。
熊など野生動物にも注意
奥日光にはツキノワグマをはじめ、さまざまな野生動物が生息しています。
戦場ヶ原や小田代原周辺でも熊が目撃される可能性があるため、ハイキングをする場合は注意が必要です。
特に人の少ない早朝などは、
・周囲の状況に注意する
・単独行動では十分注意する
・熊鈴など音の出るものを利用する
・食べ物やゴミを放置しない
といった基本的な対策を意識しておきましょう。
熊を目撃した場合は、近づいたり写真を撮るために追いかけたりせず、距離を取って行動してください。
出発前には日光自然博物館などが発信している最新の自然情報を確認しておくと安心です。
低公害バスの最終便も確認しておこう
小田代原へ低公害バスで行く場合に忘れたくないのが、帰りの時刻です。
小田代原で草紅葉を見たり、戦場ヶ原まで歩いたりしていると、予定より時間がかかることがあります。
特に写真撮影をしながら歩く場合は、通常のコースタイムより長くなることを考えておきましょう。
小田代原へ到着したら、
「帰りは何時のバスに乗るのか」
を最初に決めておくと安心です。
また、低公害バスは天候や道路状況などによって運行内容が変更される場合があります。
当日は赤沼自然情報センターなどで最新の運行状況を確認してから出発しましょう。
戦場ヶ原・小田代原と一緒に楽しみたい奥日光の紅葉
戦場ヶ原・小田代原まで草紅葉を見に来たなら、周辺の紅葉スポットにも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
奥日光では標高や場所によって紅葉の進み方が異なるため、9月下旬から10月にかけて少しずつ見頃の場所が移っていきます。
戦場ヶ原・小田代原の草紅葉から始まり、竜頭ノ滝、湯ノ湖、中禅寺湖、いろは坂へと秋の景色が広がっていくのも奥日光の魅力です。
湯ノ湖・湯滝
戦場ヶ原からさらに国道120号を湯元温泉方面へ進むと、湯滝や湯ノ湖があります。
湯滝は湯ノ湖から流れ落ちる迫力のある滝で、戦場ヶ原自然研究路のハイキングと組み合わせやすいスポットです。
草紅葉を楽しんだあとに車で立ち寄ることもできますし、湯滝から戦場ヶ原を歩くハイキングコースのスタート地点として利用することもできます。
湯ノ湖では湖の周囲の木々が色づき、水面と紅葉を一緒に楽しめます。

竜頭ノ滝
戦場ヶ原から中禅寺湖方面へ向かう途中にあるのが竜頭ノ滝です。
奥日光を代表する紅葉スポットのひとつで、滝の周囲を赤や黄色の木々が彩ります。
戦場ヶ原・小田代原の草紅葉とは異なり、「滝+紅葉」という奥日光らしい秋景色を楽しめるのが魅力です。
国道120号沿いにあるため、戦場ヶ原から中禅寺湖方面へ戻る途中にも立ち寄りやすい場所です。

中禅寺湖
さらに国道120号を進むと中禅寺湖があります。
中禅寺湖周辺も奥日光を代表する紅葉スポットです。
湖畔の紅葉だけでなく、場所によっては湖と男体山、周囲の山々を一緒に眺めることができます。
戦場ヶ原・小田代原で草紅葉を見たあと、中禅寺湖周辺で食事や観光を楽しむコースも組みやすいでしょう。
中禅寺湖周辺に関する既存記事はこちらから

いろは坂
奥日光から日光市街地方面へ戻るなら、いろは坂の紅葉も見どころです。
標高差があるため、場所によって紅葉の進み方が異なります。
戦場ヶ原・小田代原の草紅葉が見頃を迎えたあと、季節が進むにつれて中禅寺湖周辺やいろは坂へと紅葉の見頃が移っていきます。
そのため、訪れる時期によって目的地を変えるのも奥日光の紅葉を楽しむ方法のひとつです。
ただし、紅葉シーズンのいろは坂は渋滞が発生することがあります。
特に10月の土日祝日に車で訪れる場合は、時間に余裕を持って行動しましょう。
「いろは坂の紅葉・渋滞」に関する既存記事はこちら

戦場ヶ原・小田代原だけでなく周辺スポットも組み合わせれば、草紅葉から木々の紅葉まで奥日光の秋を一日かけて楽しむことができます。
まとめ|戦場ヶ原・小田代原の草紅葉2026を楽しもう
今回は、戦場ヶ原・小田代原の草紅葉2026について、見頃や駐車場、低公害バス、草紅葉を楽しむおすすめコースなどを紹介しました。
ポイントをまとめると、
・戦場ヶ原・小田代原の草紅葉は例年9月下旬~10月上旬ごろが見頃
・2026年の小田代原は9月中旬から色づきが進んでいる
・2026年は9月下旬がひとつの見頃予測
・小田代原へ車で直接乗り入れることはできない
・低公害バスなら赤沼から小田代原まで約12分
・低公害バスは大人500円、小児250円
・小田代原へ低公害バスで行くなら赤沼駐車場が便利
・戦場ヶ原を短時間で見るなら三本松の展望台も利用しやすい
・2026年は草紅葉シーズンに低公害バスの早朝便が運行される日もある
という内容になります。
戦場ヶ原と小田代原は近い場所にありますが、見える景色は少し異なります。
広大な湿原と山々の景色を楽しめる戦場ヶ原、色彩豊かな草紅葉と「貴婦人」の景色が印象的な小田代原。
時間に余裕があれば、どちらか一方だけでなく両方を巡ってみるのもおすすめです。
歩く距離を少なくしたい場合は低公害バスを往復利用し、ハイキングも楽しみたい場合は低公害バスと徒歩を組み合わせるなど、自分に合った回り方を選べます。
また、奥日光の秋は草紅葉で終わりではありません。
季節が進むにつれて、湯ノ湖や竜頭ノ滝、中禅寺湖、いろは坂などでも紅葉が進んでいきます。
草紅葉から始まる奥日光の「紅葉リレー」を、2026年も楽しんでみてください。
なお、草紅葉の色づき状況や低公害バスの運行状況は、天候などによって変わる場合があります。
訪れる直前に日光市観光協会や日光自然博物館の最新情報を確認してから出発すると安心です。
