奥日光三名瀑のひとつ「湯滝」は、滝壺近くの観瀑台から豪快な水の流れを間近で楽しめる人気の観光スポットです。
湯滝は、約6000年前の火山活動によって誕生したとされ、その歴史や「湯滝」という名前の由来にも興味深い特徴があります。
また、上流には美しい湯の湖(湯ノ湖)が広がり、湖畔の散策や新緑、秋の紅葉も楽しめます。
この記事では、湯滝の歴史・名前の由来・見どころをはじめ、駐車場やアクセス、観光の所要時間、実際に歩いた湯の湖の散策コースまで詳しく紹介します。
2026年の紅葉状況や周辺の遊歩道情報も掲載していますので、湯滝への観光やハイキングを計画している方は、ぜひ参考にしてください。
奥日光三名瀑 湯滝
湯滝(ゆたき、ゆだき)は、北関東・栃木県日光市にある湯元温泉、湯の湖から流れ落ちる滝です。
『華厳の滝』、『竜頭の滝』とともに『奥日光三名瀑』とされており、人気が高く、多くの観光客が訪れます。
また、『日光三名瀑』・『奥日光の三名瀑』を合わせて『日光五名瀑』と総称されることもあります。

見どころ
湯ノ湖の南端にある高低差70メートル、長さ110メートル、最大幅25メートルの滝で、湯川がせき止められてできた湯ノ湖の湖水が、三岳溶岩流の岩壁を流れ落ちています。
観瀑台は滝壺の目の前にあり、迫力ある湯滝の姿を眺められます。
湯の湖の遊歩道からは落ち口を、さらに遊歩道は滝の側面にも伸びているため、側面からも見ることができます。
落ち口、側面、滝壺のすべてを、これほど近くで見られる滝は珍しいですよね。どこにいても水の音が大きく響きます。
湯滝は湯の湖周回コースの南端にあり、戦場ヶ原から北上するハイキングコースの途中にも位置します。東武バス停「湯滝入口」からもすぐなので、ぜひ訪れてほしいスポットです。迫力ある光景を間近で体感してください。
一番の見どころは、観瀑台から見上げる豪快な滝の姿です。
特に緑の夏と紅葉の秋は、滝の白と空の青との対比が見事です。

四季折々で景観が大きく変わり、国道120号線のすぐそばで行きやすいのも大きな魅力です。
| 住所 | 〒321-1662 栃木県日光市湯元 |
|---|---|
| 電話番号 | 0288-22-1525 (日光市観光協会) |
| 定休 | 駐車場: 積雪時駐車不可 トイレ: 冬期閉鎖(12月上旬~4月) |
| 湯滝専用 駐車場 |
≪駐車場料金≫ 二輪:1回 200円 普通車:1回 500円 マイクロバス:1回 1,000円 大型バス:1回 2,000円 ※駐車場料金は例年12月上旬から4月上旬は無料です。 積雪時は閉鎖の場合があります。 |
| アクセス | JR日光駅(または東武日光駅)から湯元温泉行バス乗車 約1時間15分、「湯滝入口」バス停下車徒歩5分 |
| 滞在時間 | 10分 周辺を散策すると30分が目安です。 |
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湯滝の名前の由来
湯滝は『湯の湖』の南岸から流れ出ています。湯の湖のほとりには日光湯元温泉郷があり、数十の温泉宿があります。
これらの温泉宿では天然温泉が楽しめますが、温泉は湯の湖の湖底にも湧き出しており、実際に現在も湯の湖の遊歩道を歩くと、硫黄の匂いが強い場所がいくつかあります。
温泉が湧き出る「湯の湖(湯ノ湖)」から流れ落ちることが、「湯滝」という名前につながったと考えられます。
なお、湯滝を流れているのは温泉のお湯ではなく、湯ノ湖から流れ出た水です。
湯滝の歴史と成り立ち
湯滝が形成されたのは、今から約6000年前とされ、北東にある三岳(みつだけ)が噴火し、噴出した溶岩が湯川をせき止めたことで、湯の湖と湯滝が誕生しました。
湯滝は、三岳の溶岩がつくった急な斜面を流れ落ちる滝です。
滝の下のほう、滝壺付近では流れが二股に分かれ、左右に広がっています。
湯滝を流れ落ちた水は、高層湿原『戦場ヶ原』を流れる湯川となり、『竜頭の滝』を下って『中禅寺湖』へ流入し、『華厳の滝』となって華厳渓谷を進み、大谷川となって利根川に合流します。湯滝は利根川水系湯川水流に分類されています。
湯滝の場所地図
湯滝への行き方
湯滝への行き方を紹介します。
車でのアクセス
湯滝へ車で行く場合は、滝壺近くにある「湯滝専用駐車場」を利用するのが便利です。
日光市街地から国道120号を通り、いろは坂を登って中禅寺湖方面へ進みます。そのまま竜頭ノ滝や戦場ヶ原を通過し、日光湯元温泉方面へ向かう途中に湯滝専用駐車場への入口があります。
入口の案内看板に従って進むと、滝壺近くの駐車場に到着します。

普通車の駐車料金は1回500円です。駐車場から観瀑台までは徒歩数分で、迫力ある湯滝を間近で楽しめます。
なお、秋の紅葉シーズンは、いろは坂や奥日光の道路が混雑することがあります。特に週末や祝日は、時間に余裕を持って出発するのがおすすめです。
いろは坂の渋滞予測や混雑を避ける時間帯については、以下の記事で詳しく紹介しています。
JR日光駅・東武日光駅から路線バスでのアクセス
湯滝へは、JR日光駅または東武日光駅から東武バスを利用して行くこともできます。
「湯元温泉行き」のバスに乗車し、「湯滝入口」バス停で下車します。 バス停から湯滝の観瀑台までは徒歩約5分です。
JR日光駅から湯滝入口までの乗車時間は、道路状況にもよりますが約1時間15分が目安です。
なお、JR日光駅を出発したバスは東武日光駅にも停車するため、どちらの駅からでも乗車できます。
紅葉シーズンの週末や祝日は、いろは坂や中禅寺湖周辺で渋滞が発生し、到着が遅れることがあります。特に秋の観光シーズンは時間に余裕を持って移動することをおすすめします。
また、「中禅寺温泉行き」は湯滝入口まで直通しません。 乗車する際は、行き先を確認してください。
湯滝入口の路線バス時刻表【2026年】
東武バス日光では、2026年4月1日~11月30日の夏季ダイヤで運行しています。
湯滝へ向かう場合は、JR日光駅・東武日光駅から「湯元温泉行き」に乗車し、「湯滝入口」で下車してください。
運行本数は時間帯によって異なります。帰りのバスも含め、出発前に最新の時刻表を確認しておくと安心です。
最新の時刻表はこちら
※紅葉シーズンは道路の混雑により、バスが遅れる場合があります。
湯元温泉フリーパス
湯滝だけでなく、竜頭ノ滝や華厳の滝、中禅寺湖、日光湯元温泉などを路線バスで観光するなら、東武バスの「湯元温泉フリーパス」が便利です。
JR日光駅・東武日光駅から湯元温泉までの指定区間で、2日間、何度でも乗り降り自由になります。
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 大人 | 3,500円 |
| 小児 | 1,750円 |
| 有効期間 | 2日間 |
例えば、日光駅から湯元温泉までの通常運賃は片道1,950円です。往復すると3,900円になるため、フリーパスなら大人1人あたり400円お得になります。
途中で湯滝や竜頭ノ滝などに立ち寄る場合も、追加のバス運賃を気にせず観光できます。
日光湯元温泉に1泊して、奥日光の滝や湖を巡る旅行にもおすすめです。
※料金や利用条件は変更される場合があるため、購入前に公式サイトをご確認ください。
湯滝周辺の遊歩道・通行止め情報【2026年】
湯滝から戦場ヶ原方面へハイキングを予定している方は、遊歩道の通行止め情報に注意してください。
2026年8月18日から2027年3月末(予定)まで、湯滝から小滝へ向かう戦場ヶ原周回線歩道の東側の一部が、工事のため通行止めとなっています。
ただし、迂回路を利用すれば、戦場ヶ原方面への通り抜けは可能と案内されています。
湯滝の観瀑台や湯ノ湖の散策路がすべて通行止めになるわけではありません。
工事期間や通行可能なルートは変更される場合があるため、ハイキング前に最新の案内を確認してください。
※通行止めは遊歩道の一部です。現地の案内表示に従って散策してください。
湯滝の周辺の施設
湯滝周辺の施設を紹介します。
湯滝専用駐車場
湯滝を間近で見たい方には、滝壺近くにある「湯滝専用駐車場」がおすすめです。
駐車場から観瀑台までは徒歩数分で、豪快に流れ落ちる湯滝を正面から眺められます。
観瀑台へ向かう通路は舗装されていますが、傾斜があるため、車椅子やベビーカーを利用する場合は足元に注意してください。
湯滝専用駐車場の料金・基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| バイク | 200円/回 |
| 普通車 | 500円/回 |
| マイクロバス | 1,000円/回 |
| 大型バス | 2,000円/回 |
| 収容台数 | 普通車58台・大型車15台 |
| 営業時間 | 9:00~17:00(季節により変更の場合あり) |
駐車場は例年12月上旬から4月上旬まで無料となりますが、積雪状況によっては利用できない場合があります。
秋の紅葉シーズンは混雑することがあるため、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
※料金・営業時間・冬季の利用状況は変更される場合があります。訪問前に最新情報をご確認ください。
湯滝レストハウス(売店・軽食)
湯滝の観瀑台近くには、食事や休憩ができる「湯滝レストハウス」があります。
湯滝を眺めながら、鮎の塩焼きやだんごなどの軽食を楽しめるのが魅力です。ハイキングや湯ノ湖の散策途中に立ち寄るのにも便利です。
2026年も春から営業しており、通常営業時間は10:00~16:00、営業期間は11月中旬までの予定です。
ただし、天候や店舗の都合によって営業時間の短縮や臨時休業があるため、訪問前に確認することをおすすめします。
※営業時間は2026年の公式案内を参考にしています。
湯元温泉
湯元温泉に到着です。
タイミングによっては、鹿がお出迎えしてくれるかもしれません。

駐車場は、湯元温泉の街の中央部分に多いです。


湯ノ湖の湖畔を散策!湯滝とあわせて楽しめるコース
湯滝の上流に広がる「湯ノ湖」は、日光湯元温泉のすぐ近くにある自然豊かな湖です。
湖の南端から流れ出た水が湯滝となって流れ落ちるため、湯ノ湖と湯滝はあわせて観光するのがおすすめです。
湖畔には散策路が整備されており、湖や周囲の山々を眺めながら自然の中を歩くことができます。
特に新緑の季節や秋の紅葉シーズンは、美しい景色を楽しめる人気の散策スポットです。
実際に湯ノ湖の湖畔を歩いてみました。
訪問した際は、散策路の一部が通行止めになっていたため、湖を一周することはできませんでした。そのため、湖畔を半周ほど歩いたところで折り返し、同じ道を戻りました。
途中には自然や周辺の環境について紹介する案内板もあり、景色を楽しみながら歩けるコースです。





湖の南端まで進むと、湯滝の落ち口を見ることができます。


観瀑台から見上げる湯滝とは違い、上流から滝が流れ落ちる様子を眺められるのも魅力です。
実際に歩いてみると、湖と山々、周囲の木々がつくり出す景色が美しく、風も心地よく感じられました。
ただし、半周を往復するだけでも思った以上に足に負担がかかりました。散策する際は歩きやすい靴を用意し、時間に余裕を持って楽しむのがおすすめです。
なお、訪問当時の通行止めと、2026年に実施されている戦場ヶ原方面の遊歩道工事は別の情報です。湯ノ湖の散策路の最新状況は、お出かけ前に確認してください。
湯元温泉の施設
湯滝や湯ノ湖の散策とあわせて立ち寄れる、日光湯元温泉周辺の施設を紹介します。
日光湯元ビジターセンター
日光湯元ビジターセンターは、奥日光の自然やハイキングコースについて情報を集められる施設です。
館内には日光国立公園の動植物や歴史・文化を紹介する展示があり、周辺の自然を詳しく知ることができます。
私が訪れた際は、ビジターセンター前の駐車場を利用しました。
湯ノ湖の散策や戦場ヶ原方面へのハイキングを予定している方は、出発前に遊歩道の状況を確認しておくと安心です。
2026年9月1日~11月30日の開館時間は9:00~16:00で、期間中は毎日開館しています。
日光湯元レストハウス


日光湯元レストハウスは、湯ノ湖の湖畔にある食事・休憩施設です。
大きな窓から湯ノ湖を眺めながら食事ができ、湯滝や湖畔の散策とあわせて立ち寄るのにもおすすめです。
2026年6月の案内では、ラーメンやコーヒーなどを提供しており、営業時間は9:00~15:00、不定休となっています。
季節営業のため、訪問前に営業状況をご確認ください。
電話:0288-62-2156
休暇村日光湯元

休暇村日光湯元は、湯ノ湖の湖畔近くにある温泉宿泊施設です。
周囲にはシラカバやカラマツなどの木々が広がり、奥日光の自然を感じながら滞在できます。
宿泊だけでなく日帰り入浴も利用できるため、湯滝や湯ノ湖を散策した後に温泉でゆっくり過ごすのもおすすめです。
2026年10月の日帰り入浴情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業開始 | 12:30~ |
| 受付終了 | 日によって異なる |
| 大人料金 | 1,200円 |
| 小児料金 | 600円(4歳~小学生) |
| バスタオル | レンタル300円 |
| フェイスタオル | 販売200円 |
| 支払い | 現金のみ |
営業時間は日によって変わるため、訪問前に公式サイトの営業カレンダーをご確認ください。
湯滝・湯ノ湖の観光には日光湯元温泉への宿泊もおすすめ
湯滝や湯ノ湖をゆっくり散策するなら、日光湯元温泉での宿泊もおすすめです。
日光湯元温泉に泊まれば、早朝の静かな湯ノ湖や、観光客が少ない時間帯の湯滝を楽しみやすくなります。
秋の紅葉シーズンは宿泊施設が混み合うこともあるため、旅行の日程が決まったら早めに空室を確認しておくと安心です。
近くの他の滝
湯滝の近くには、竜頭の滝、華厳の滝があります。気になる方は参照ください(内部リンクです)。


湯ノ湖・湯滝の現在の紅葉状況【2026年10月22日更新】
2026年10月22日現在、湯ノ湖・湯滝の紅葉は見頃を迎えています。
日光市観光協会の紅葉情報では、10月20日時点で「見ごろが始まりました」と発表され、紅葉状況は「◎」となっています。
また、日光湯元ビジターセンターも10月20日、湯ノ湖周辺が見頃を迎えていると案内しています。
例年の見頃は10月上旬~中旬ですが、2026年は10月下旬に入ってからも紅葉を楽しめる状況です。
湯滝の紅葉状況
湯滝周辺では、紅葉が見頃に入っています。
ウェザーニュースでは、10月17日時点で全体の約6割が色づき、10月19日頃から見頃に入ると予想されていました。
その後、日光市観光協会が10月20日に湯ノ湖・湯滝の見頃開始を発表しています。
湯滝の見どころは、豪快に流れ落ちる白い滝と、赤や黄色に染まった木々のコントラストです。
特に滝壺近くの観瀑台からは、迫力ある水の流れと紅葉を間近で楽しめます。
今週は湯滝の紅葉を楽しむのにおすすめの時期です。
ただし、紅葉の進み具合は気温や天候によって変わるため、訪問前に最新情報をご確認ください。
湯ノ湖畔の紅葉状況
湯ノ湖の紅葉も見頃を迎えています。
ウォーカープラスでは、2026年10月21日時点で「今見頃」と案内されています。
また、ウェザーニュースでも10月19日時点で「見頃(7~8割色づき)」となっています。
湯ノ湖では、湖畔の木々が赤や黄色に染まり、風の穏やかな日には湖面に紅葉が映り込む美しい景色を楽しめます。
湖畔の散策路からは、場所によって異なる紅葉の景色を眺められるため、湯滝とあわせて散策するのもおすすめです。
なお、ウェザーニュースでは10月31日頃から落葉が始まると予想されています。紅葉を楽しみたい方は、早めの訪問を検討するとよいでしょう。
最新の紅葉状況は、次のサイトで確認できます。
湯滝ライブカメラ
湯滝の現在の状況はこちら↓↓
湯滝のライブカメラはこちら
(15分おきの静止画です)
湯の湖湖畔ライブカメラ
湯の湖湖畔の現在の状況はこちら↓↓
奥日光では、湯滝のほかにも竜頭ノ滝や中禅寺湖などで美しい紅葉を楽しめます。
竜頭ノ滝の紅葉の見頃や駐車場、混雑状況については、以下の記事で詳しく紹介しています。
湯滝から戦場ヶ原方面へ足を延ばす方は、戦場ヶ原・小田代原の草紅葉もおすすめです。
木々の紅葉とは異なる、湿原ならではの秋の景色を楽しめます。
湯滝のイラスト
湯滝と湯の湖周辺のイラストを、オリジナル写真とフリー画像をもとに作ってみました。

湯滝 紅葉

湯滝 冬

湯の湖 湖畔
ダウンロードできない方はこちらへ
まとめ|湯滝は歴史や名前の由来も興味深い奥日光の名瀑
奥日光三名瀑のひとつ「湯滝」は、落差約70メートルの迫力ある滝を間近で楽しめる観光スポットです。
湯滝という名前は、上流にある湯ノ湖に由来すると考えられ、約6000年前の三岳の噴火によって形成された歴史があります。
滝壺近くの観瀑台から見上げる景色はもちろん、湯ノ湖の南端にある落ち口や、滝の側面から眺める景色も魅力です。
車なら湯滝専用駐車場から徒歩数分で観瀑台に到着でき、路線バスでもアクセスできます。
また、周辺には湯ノ湖の散策路や日光湯元温泉があり、湯滝とあわせて観光するのもおすすめです。
特に秋は紅葉が美しい季節ですが、色づきの進み具合や遊歩道の通行状況は変わるため、訪問前に最新情報を確認してください。
湯滝を訪れる際は、滝の迫力だけでなく、名前の由来や周囲の自然にも注目してみてください。
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