日光三名瀑 霧降の滝
霧降ノ滝は、栃木県日光市所野の霧降川という支流に位置する美しい滝です。
この滝は、華厳滝や裏見滝とともに、日光の三名瀑の一つとされ、また、日本の滝百選にも選ばれています。
特に紅葉の季節に訪れると、見事な景色を楽しむことができます。
この滝の名前の由来は、滝の水しぶきが岩壁に当たって飛び散り、まるで霧が降っているように見えることからきています。
霧降の滝は上下2段に分かれており、上段は高さ25メートル、下段は高さ26メートルで、総高さは75メートルにも達します。頂部の幅は約3メートルですが、下部では約15メートルに広がります。
この滝の標高は764メートルで、かつては観瀑台から滝壺までの道が存在しましたが、2008年12月以降は通年通行止めとなっています。
また、江戸時代の浮世絵師である葛飾北斎が描いた「下野黒髪山きりふりの滝」は、この滝の美しさを表現した有名な作品です。
さらに、1915年にフランスの外交官ガロアによって発見された珍しい昆虫であるガロアムシは、この滝の近くに生息しています。

霧降の滝 10月20日
霧降の滝の観瀑台からの写真
霧降の滝の観瀑台からの写真を掲示しておきます。10月20日の写真ですので、紅葉の見どころよりほんの少し早めでした。
紅葉の見どころは今年は1週間くらい紅葉の見頃が遅くなっていますので、11月頭かと思います。
観瀑台まで流れ落ちる水の音が聞こえてきます。
同じ場所からの撮影なので、あまり変化がありませんが、他の写真も掲示しておきます。
まずは、広大な自然を。

霧降の滝 10月20日
霧降の滝に寄ってみました。
滝壷と手前の綺麗な紅葉です。
2段目の落ち口近くの紅葉が綺麗です。
霧降の滝の紅葉の見ごろは10月下旬~11月上旬です。2023年は例年に比べ1週間ほど遅い紅葉の状況でした。少し早めの紅葉も悪くありませんが、次は10月末に来たいです。
2024年の霧降の滝の紅葉の見ごろは10月下旬~11月上旬です。
霧降の滝 所要時間
駐車場から観瀑台までは270mですので10分くらいですので、観瀑台で10分過ごしたとして30分程度の所要時間が必要です。
東武日光駅、JR日光駅からバスで霧降の滝停留所まで8分程度です。
但し、本数が少ないので注意してください。
日光ICから霧降の滝駐車場まで10分程度です。
霧降の滝 駐車場
霧降の滝の駐車場は、下の写真の白い車が駐車している場所です。白線のない砂利の駐車場です。
地図で見ると中央のロータリーの左少し上のPの辺りが無料の駐車場です。普通に駐車すると10台くらい駐車できると思います。(その気になるともっともっと駐車できそうです。)
ロータリーに接するPはバス停で、ロータリーの右下のPは山のレストランの第1駐車場、その下の方のPは山のレストランの第2駐車場です。
駐車場付近には山のレストラン、そば処霧降庵と公衆トイレがあります。
山のレストラン
山のレストランは、日光市の霧降高原にある自然豊かなカフェレストランです。ここでは、北米風のオリジナル料理やスイーツを楽しむことができます。山のレストランは、霧降の滝や日光連山などの絶景を眺めながら食事ができるロケーションにあります。店内は、カナダ材をふんだんに取り入れた暖炉のある木の温もりで統一されています。テラス席もあり、四季折々の自然を感じることができます。山のレストランのメニューは、グリル中心の豪快で本格的な料理が多く、ボリュームも満点です。例えば、牛肉のローストや骨付きラム肉、鮭のグリルなどがあります。スイーツも充実しており、季節のケーキやパフェ、アイスクリームなどがあります。山のレストランの営業時間は、11:00~19:00で、水曜日が定休日です。予約は可能ですが、必須ではありません。カードや電子マネーも利用できます。
そば処霧降庵
駐車場の近くにそば処 霧降庵がありましたが、わたしたちが訪れたのは夕方近くでしたので、営業時間外でした。奥の薄緑色の屋根の建物です。
公衆トイレ
立派な公衆トイレです。
霧降園地公衆トイレ、中も綺麗でした。
東武バスバス停
ロータリーに東武バスの霧降の滝のバス停があります。
バス時刻表などの詳細は後述します。
霧降の滝 行き方
霧降の滝の観瀑台への行き方を紹介します。
霧降の滝は日光駅、東武日光駅から真っ直ぐ北側に位置し、霧降高原への途中にあります。
アクセス
車の場合
日光宇都宮有料道路の日光インターチェンジから国道119号線を通り、県道169号線(栗山日光線)経由で、約4kmです。
公共交通
日光駅または東武日光駅から東武バス霧降高原行き、「霧降の滝」停留所下車(冬季期間は当地が終点)。
霧降の滝の駐車場近くのロータリーの北東に霧降の滝周辺案内図があります。
この案内図のところの道を山の中へ北東に10分ほど歩いていくと霧降の滝の観瀑台があります。片道270mの山道です。
観瀑台への道はずっと山の中です。
途中に、階段もあり上り下りしながら進みます。
東武バス 霧降の滝のバス時刻表
東武バスの霧降の滝のバス時刻表の写真です。
霧降高原行きのバスは、JR日光駅発で霧降の滝までの料金は380円です。
東武日光駅の発車時刻は、この8分前です。東武日光駅への着時刻はこの7分後です。
一日に4本しか運行していないです。
最終の日光駅行きは15時31分ですので、注意が必要です。
最悪、霧降の滝から東武日光駅までは4キロ弱で、下りですので、歩いて行けないことはないです。
但し、この時刻表は11月末までで、12月からは時刻が変わります。
霧降の滝(Kirifurinotaki) 時刻表 冬季
東武バスの霧降の滝の冬季の時刻表を紹介します。
但し、もしかすると、昨年の時刻表かもしれません。整合性が取れません。
(確認出来次第、更新の予定です。)
霧降の滝(Kirifurinotaki) 時刻表
行先:日光駅(運行期間:12月1日~3月31日)
2023年11月04日 現在
時 | 平日 | 土曜 | 日曜・祝日 |
---|---|---|---|
05 | |||
06 | |||
07 | |||
08 | |||
09 |
05
|
05
|
05
|
10 |
00
55
|
00
55
|
00
55
|
11 | |||
12 | |||
13 |
11
|
11
|
11
|
14 |
55
|
55
|
55
|
15 | |||
16 |
10
|
10
|
10
|
17 |
05
|
05
|
05
|
18 | |||
19 | |||
20 | |||
21 | |||
22 | |||
23 | |||
00 | |||
01 | |||
02 |
霧降の滝周辺の施設探訪にはレンタカーが有効です。
レンタカーをまとめて比較、予約するならエアトリが便利です。
↓↓↓
レンタカーの出発日時・返却日時 を入力
駅・沿線を選択して 栃木県・日光線・日光駅 を選択すると対象の車両と基本料金が出てきます。
霧降の滝 ハイキング
霧降の滝は駐車場から観瀑台まで270mでハイキングコースには少し短すぎます。
昔は観瀑台から滝壷に降りる道(往復40分)がありましたが、現在は通行止めです。(2023/11月)
代わりに、穴場ハイキングスポット霧降高原の「隠れ三滝」のハイキングをご紹介します。
「丁字が滝」、「玉簾の滝」、「マックラの滝」の近くまで歩いていけるコースです。
霧降高原の「隠れ三滝」のハイキングコース
霧降高原の「隠れ三滝」のハイキングは、日光市の北部にある霧降高原に位置する3つの滝(丁字滝、玉簾滝、マックラ滝)を巡るコースです。霧降の滝の上流にある知る人ぞ知る滝で、夏は新緑、秋は紅葉を楽しみながら自然を満喫することができます。ハイキングコースはアップダウンがありますが、初心者でも歩きやすい道が整備されています。ただし、6月から10月はヤマビルが多いので注意が必要です。
隠れ三滝と呼ばれる滝を見物しながら霧降高原方面へ
意外と登りがきつい pic.twitter.com/ZzUJa3wDBZ— 裏山 (@Urayama_City) June 16, 2023
ハイキングのスタート地点は、JR日光駅もしくは東武日光駅から霧降高原行きのバスに乗って「隠れ三滝入口」バス停で下車するところです。そこから熊鈴をつけて、まずは丁字滝を目指します。丁字滝は落差10mの巨大な岩盤上を何段にもなって流れ落ちる滝で、水量も多く迫力満点です。丁字滝からは霧降川に沿って歩いて、次に玉簾滝に到着します。玉簾滝は落差6mの幾筋にも分かれて流れ落ちる「玉すだれ」のような滝で、展望台から眺めることができます。最後にマックラ滝に向かいます。マックラ滝は落差30mの全国でも珍しい北向きに流れる滝で、昔は昼でも暗い場所だったことから名付けられたといわれています。
霧降高原の「隠れ三滝」のハイキングは、行程約3.5km、約2時間のコースです。霧降の滝の周辺には無料の駐車場がありますので、車で行くこともできます。
霧降高原の「隠れ三滝」のハイキングは、日光の自然を満喫できるおすすめのスポットです。ぜひ一度訪れてみてください。
霧降の滝の近くの施設
霧降の滝の近くの施設、名所などを紹介します。
日光霧降スケートセンター
栃木県日光市に位置する日光霧降スケートセンターは、スケート愛好者にとって魅力的な施設です。このセンターには、屋外リンクと屋内リンクの2つのスケート場があり、国際基準に合致した設備で本格的なスケートを楽しむことができます。屋外リンクは400メートルの周回コースで、幅広いダブルトラックを備え、屋内リンクはアイスホッケー競技に使用される国際規格の広さを持っています。どちらのリンクも最高の状態で整備されており、カップルから学校団体、子供たちまで、さまざまな年齢層の人々が楽しむことができます。
日光霧降スケートセンターの営業期間は、屋外リンクは11月上旬から2月下旬まで、屋内リンクは7月中旬から5月上旬までです。営業時間は、屋外リンクが平日は9:30~16:00、土日祝日が9:30~16:30で、屋内リンクは9:00~21:00となっています。ただし、競技会などにより休館日が変更されることがあるため、訪れる前に事前に確認することをおすすめします。
日光霧降スケートセンター 屋外リンクの営業開始 | とちぎテレビ https://t.co/wnISNWmHjO
— IceHockeyStream.NET (@icehockeystream) November 3, 2023
入場料は、屋外リンクは大人(中学生以上)が800円、小人(小学生以下)が400円で、屋内リンクは大人が1,000円、小人が500円です。スケート靴の貸し出しも行われていますが、サイズに制限があるため、できるだけ自分の靴を持参することが良いでしょう。
アクセス面では、JR日光駅や東武日光駅から車で約5分、バスで約10分で到達できます。無料駐車場は1,000台収容可能です。日光霧降スケートセンターは、自然環境とスケートの楽しみを組み合わせた魅力的なスポットで、ぜひ一度訪れてみてください。
この屋内リンクの一つは、日光霧降アイスアリーナです。
日光霧降アイスアリーナ
日光霧降アイスアリーナは、栃木県日光市に位置する通年型の屋内スケートリンクです。1992年に開設され、スケート競技の普及、選手のスキル向上、健康増進、体力向上を目的としています。
このアイスアリーナは、国際競技基準に合致した30m×60mのアイスホッケー用リンクを備えており、観客席には固定席が1,604席、立見席が392席、身障者用席が4席用意されています。スケート競技としてはアイススケート、スピードスケート(ショートトラック)、アイスホッケー、フィギュアスケートなどが楽しめます。
日光霧降アイスアリーナは、通常の営業期間が7月中旬から5月上旬までとなっており、営業時間は専用利用が午前5時30分から午前9時30分と午後4時から午後9時、一般利用が午前10時から午後3時30分までです。ただし、競技会などにより休館日が変更されることがあるため、訪れる前に事前に確認が必要です。
入場料は、一般利用の場合、高校生以上が1,200円、中学生以下が590円です。専用利用の場合は、30分ごとに8,500円から22,500円の料金体系が適用されます。スケート靴の貸し出しも行われていますが、サイズに制限があるため、できるだけ自分の靴を持参することが良いでしょう。障害者や介助者、障害者団体には利用料金が減免されます。
アクセスは、JR日光駅や東武日光駅から車で約5分、バスで約10分の距離にあり、無料駐車場が1,000台収容可能です。また、会議室や広場などの追加施設も利用できます。
日光霧降アイスアリーナは、国際大会や国民体育大会などの様々な大会の開催地としても活用されており、製氷管理システムと空調設備が整備されています。アイスホッケーの公式戦や女子アイスホッケー交流戦など、多くのスケートイベントが行われています。
アジアリーグアイスホッケー、HC栃木日光アイスバックス vs. レッドイーグルス北海道。
日光市~https://t.co/GROswoJV66、日光霧降アイスアリーナ pic.twitter.com/QMXgwjAT1h
— よっしー (@yossy134) November 4, 2023
日光霧降アイスアリーナは、日光の自然とスケートを楽しむ素晴らしい場所であり、一度訪れてみる価値があります。
日光霧降高原キスゲ平園地
キスゲ平園地は、日光市の霧降高原に位置する自然に恵まれた場所です。ここでは、100種類以上の花々、特にニッコウキスゲを楽しむことができ、関東平野や日光連山の壮大な景色も楽しめます。以前は霧降高原スキー場として使われていた場所で、現在は散策路や展望台が整備されています。標高は1,300mから1,600mにかけて広がり、気温は首都圏と比べて約8~10℃低いため、適切な服装と水分補給が必要です。
キスゲ平園地での日光キスゲの見ごろは、毎年6月下旬から7月下旬にかけての期間に訪れます。この時期には、約26万株ものニッコウキスゲが開花し、斜面を覆う黄色い花々が美しい景観を作り出します。ニッコウキスゲは高山に生育する植物で、高さは約30センチメートルで、花の直径は約5センチメートルです。特徴的なのは、これらの花が日の出と共に開花し、日没と共に閉じることです。
キスゲ平園地では、ニッコウキスゲ以外にもノコギリソウ、ヤマボウシ、ヤマアジサイなど、さまざまな花々を楽しむことができます。この美しい自然景観は、訪れる人々に癒しと感動を提供しています。
キスゲ平園地にはハイキングコースやレストハウス、レストランなどが備えられており、一日中楽しむことができる施設です。
日光木彫りの里工芸センター
日光木彫りの里は、霧降高原に位置する木彫りの体験施設で、日光市にあります。ここでは、日光彫や日光茶道具などの日光の伝統工芸品の展示を鑑賞したり、自分で木彫りの作品を制作する楽しみが味わえます。日光彫は、江戸時代の東照宮の建設の際に、全国から集まった職人たちによって創始されたと言われています。日光彫の技法には、ヒッカキ彫、浮し彫、透し彫、まる彫、かご彫などの様々な方法がありますが、いずれの技法にも共通して「ヒッカキ」と呼ばれる特有の三角刀が使用されるのが特徴です。材料としては、トチノキ、カツラ、ホオなどの「県木」が用いられ、盆、引出し、花台、テーブルなどの伝統的な作品に加え、新しいデザインの製品も多く制作されています。
日光木彫りの里は、特に小中学生などの学習体験の場として人気があります。東照宮の見学と組み合わせて、五感を駆使しながら日光彫を体験することで、日光の文化と歴史に深く触れ、理解を深めることができます。
六方沢橋
六方沢橋は、霧降高原に位置する逆ローゼ型アーチ橋で、日光市にあります。この橋は標高1,434メートルに建てられ、全長は320メートルで、深い谷底から約130メートルもの高さに架かっています。急峻なV字型の渓谷を渡るこの橋からは、関東平野、栗山ダム、筑波山などの素晴らしい景色を楽しむことができます。特に日の出や紅葉の季節には、幻想的な景観が広がります。
六方沢橋は霧降高原道路のほぼ中央に位置しており、橋の両側には無料の駐車場があります。ただし、橋の上に車を停めることはできないので、ご注意ください。
この橋は歴史的な価値も持っており、1868年の戊辰戦争の際、旧幕府軍の大鳥圭介らが、官軍の追撃を逃れてこの谷底で一夜を過ごし、翌日会津に向かった場所として知られています。大鳥は、この地で見た八汐つつじの風景を詩に詠んでいます。
楽天トラベルで探す!
>>鬼怒川温泉の宿泊先を見てみる
楽天トラベルで探す!